この展示スペースで開催されている展覧会は、ネタ勝負というかアイディアが奇抜なものが多いが、今回は「動き」を主軸に据えたものだった。
子供は面白いかもしれない。
大人でも、展示物の発想をおもしろがることはできる。しかしちょっと「夏休みの工作」感が強い、アイディア勝負のイロモノ感が強すぎた気がする。
写真は、段ボールを積み上げて作った円筒。 段ボール一つ一つに紐付きの球をぶら下げたモーターが取り付けられており、モーターは常に作動している。
そのためにドンドンと空の段ボールは音を立て続けている、という作品。 だからなんなんだ、とか思っちゃいけない。奇抜でこれはこれで楽しい。 楽しいんだけど・・・やっぱり、最後に「だからなんなんだ」に戻ってしまう。
でもそれでいいんだろう。これが「アート作品だ」と言われたらいやちょっと待ってくださいよ、と言いたくもなるけど、ここはアートを展示するスペースではないから。
そう割り切って訪れれば、いろいろな発見がある。
(2015.07.16)
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