
原宿の裏路地に入ったところにある、古びたアパート。
築40年以上あるんじゃないか?と思わせる。

かなり古ぼけているところの二部屋続きで、ギャラリーがある。
アラーキーの写真が壁にずらり。
今回はインスタントカメラを使った写真が多数で、タイル状にそれがびっしり張ってある。
写真点数は何百枚あるんだろう?
なぜか温泉卵?の黄身が割れる写真ばっかり何十枚も並んでいて、これは展覧会のタイトル「淫夏」ということから考えて性的な意味合いがあるのだろうか?と考えこんでしまった。
「ぱっくり割れたところから黄身が出ているさまは、女性器を連想させる」 という意見があったり、 「いや、上から見た男性器にも見える」 というコメントもあったり、はたまた 「卵、というのはそもそも生命の起源であり、性的なモチーフなのだ」 という見解があったり。同行者たちとあれこれ議論をした。
たくさんの写真がずらりとならんでひとつの作品を形成するというスタイルなので、いろいろ想像力が働く余地があって面白かった。
(2015.08.30)
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