若手カメラマンの作品。
若手、といっても個展が開かれるくらいに実績と評価があるようだ。僕自身現代写真家については疎いので、名前はまったく知らなかったのだが。
写真は、ストロボを意識的に使っており、何か不思議な世界になっている。後ろは暗いのに、手前の被写体(ユスリカとか、小さなもの)が大きく光って見える。
二枚の写真をコラージュしたみたいに、奥行き感が乏しく混乱させられる作品群。
植物はよりどきつい緑色に染まっており、ひょっとしたらストロボだけでなくデジタル加工もしているのかもしれない。していないのかもしれないが。
これからの写真作品ってのは、単に「現実の一こまを切り取ったもの」だけでなく、デジタル加工などの細工も重要な要素になるのだろう。切り張りとか、色の調整とか。
(2015.09.08)
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