どこかでこの人の作品を見たことがあるのだが、個展という形では初めてだと思う。
どこで見たのか覚えてなくても、「あっ、この人の作品は知ってる!」というインパクトがある。それが三宅信太郎。
小学生が描くような落書き風の絵。デッサンが幼稚だし、遠近法無視ののっぺりしたデザイン。
しかし、よく見ると「へたくそが純粋に描く絵じゃねーぞ、これ」ということに気がつく。あっちこっちに、キラッと光る「プロの技」というのがちりばめられているし、そもそも「本当にへたくその絵」は見ていてつまらない。しかしこの絵はすごく面白い。
(2015.09.08)
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