りんかい線東雲駅から歩いたところにある、湾岸の倉庫街。
以前別の展覧会のとき、あまりにモロ倉庫だか鉄鋼場だかに見えて、びびってしまい中に入らず逃げたといういわくつきの場所。
今回、入り口が少し開いていたので、意を決して中に入ってみた。
建物入り口には、ギャラリーの名前なんて書いていないけど。
巨大な建物の二階に広がる、無機質な白いキューブ状の部屋。いくつも並んでいるが、そのすべてが小さなアートギャラリーとして別個に機能しているらしい。
通路部分には全く「●●ギャラリーはこちら」といった案内看板はない。
何一つない。
ギャラリー入り口のところのガラス戸に、かろうじて小さくギャラリー名が入っているくらいだ。
中には、ギャラリー名すら出ていないスペースもある。
公開しているのか、していないのか、謎。
そんなところで展示されている作品。マニアックだ。
面白いと思い、受付でタリフを見てみた。90万、120万・・・かなりお高い。でも、そのほとんどに買い手がついていて驚いた。こんなそっけない、辺鄙なギャラリーなのに、ちゃんとお客さんが来ているし売れてもいるとは。 まだまだアートはわからないことがいっぱい。
(2015.09.15)
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