伊東豊雄展「空気をデザインする-みんなの森 ぎふメディアコスモス-」@LIXILギャラリー2

伊東豊雄展「空気をデザインする-みんなの森 ぎふメディアコスモス-」

伊東豊雄といえば、昨年だかに乃木坂にある「TOTOギャラリー・間」で「台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡2005-2014」展を見たぞ。

TOTOで個展をやった次は商売上のライバルであるLIXILで個展というのだからすごい人だ。

伊東豊雄展「空気をデザインする-みんなの森 ぎふメディアコスモス-」

TOTOとLIXIL(INAX)って激しいつばぜり合いをやっている印象を外野の僕は持っていたので、「TOTOの色が付いた伊東さんの展覧会をウチじゃあできないよ」ってLIXIL側が考えたりするかと思ったが(ゲスの勘ぐり)、そんなことはないようだ。

伊東豊雄展「空気をデザインする-みんなの森 ぎふメディアコスモス-」

ただ、やっぱり今回紹介されている公共施設「ぎふメディアコスモス」においては、トイレはINAXなんだろうなきっと。さすがにTOTOじゃないだろ。

伊東豊雄展「空気をデザインする-みんなの森 ぎふメディアコスモス-」

台中メトロポリタンオペラハウスで、「繭のようなキテレツな曲線デザイン」が印象的だった伊東だが、ぎふでもまたやらかしやがった!すげえ!というデザイン。

伊東豊雄展「空気をデザインする-みんなの森 ぎふメディアコスモス-」

あと、温度調整の考え方とか、市民の交流・憩いの場としての考え方とか、そういうコンセプトについていろいろ紹介されていて面白いったらありゃしねえ。やっぱりつくづく、建築の展覧会って面白いわ。

伊東豊雄展「空気をデザインする-みんなの森 ぎふメディアコスモス-」

特に印象的だったのが、コンペ時に発注元が指定した書式。「これまで取り組んだプロジェクトの課題についてどうやって解決したのか書け」という課題があるのだけど、その書式はフリーフォーマットながらも「A4の紙1枚で、なおかつフォントは12pt以上」と指定されていた。びっちり何枚も自己PRされたら面倒だからなのだろう。

(2016.04.16)

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