木版画に夢託して 第33回足立版画展@六町ミュージアム・フローラ

つくばエクスプレスの六町駅といえば、東京都足立区の最果ての地だ。

駅を下りると再開発されて建て直されたばかりの一戸建てがずらっと並ぶ。そして現在進行形で、広大な更地が広がっている。これからますます再開発が進むのだろう。ただし、住宅地として。

商業地として今後栄えるかというと、殆ど期待できないっぽい。都心のベッドタウンになるのがやっと、という印象。

そんな場所の住宅地奥にあるのが、「六町ミュージアム・フローラ」だ。唐突に奇抜な建物が建っているのでびっくりさせられる。以前、六町の蕎麦屋を訪れた際に気がついたので、今回訪れてみた。 実際は過去に何度か訪問する機会はあったのだけど、このミュージアムは年の半分くらいがお休みだったりするので油断がならない。「通りすがりに立ち寄ってみました」というわけにはいかない。

というわけで、僕が訪れた時は、「足立版画会」なるアマチュアの版画愛好家?の発表会が行われていた。企画特別展ではなかった。 一部プロの作品もあったけど、アマチュアの作品を神妙な面持ちで眺める。折角ここまでやってきたので、楽しまなければ。

版画って難しいものだな。いろいろな模様や絵を描き込んでいると、画面が黒く重たくなって憂鬱な気分になる。かといって、余白を絵に作りまくると、物足りない作品になる。 恐らく、作品を提供している人たちも、「余白になる部分をどうやって埋めるか」ということに腐心しているらしい。

外国の景色を作品にしているものが多いのだけど、ご丁寧にその地名を作品内に彫り込んでいるパターンがとても多かった。でも、一歩間違えるとその文字がすごくチープに見えてしまうので、やり方が難しいところだ。

(2016.05.24)



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