後藤靖香は、つい先日まで森美術館で開催されていた「六本木クロッシング2016展 -僕の身体、あなたの声-」で大きなスペースを与えられ展示されていたので印象的だ。
いや、名前なんて全然覚えていなかったのだけど、この絵柄はいっぺん見ると忘れられない。はだしのゲン的。
調べてみたら、この作家は案の定広島出身だった。はだしのゲンの影響を受けていないといえば嘘になるだろう。
ちなみに「モディリアーニの古釘」とは、従軍画家だった藤田嗣二の逸話に基づくもの。とにかく暑苦しいまでにインパクトがあるこの絵は、頭にこびりついてしまう。
家に飾ったら、魔除けになりそうだ。ちょっと飾る場所が思いつかず、さすがにこの絵を買い求める気にはならなかった。グッとくる絵ではあったんだけど。
(2016.09.19)
コメント