日本の漫画の由来を探ると、大抵錦絵とか浮世絵という話になるが、古くは鳥獣戯画とか、洛中洛外図とかも漫画的である。
今回の展示は、「鳥羽絵」からスタートして、日本の漫画的技法の進化の過程をたどっている。
これがやっぱり面白い。
旧幕府軍と薩長軍とが屁のこきあいで競い合う絵とか、今見ても面白い。「屁」とかかれた大うちわを扇ぎまくって、相手に自分の屁の臭いをかましている。
なんでも、薩摩のヤツらはサツマイモを食べているから特に屁の威力が強いとかなんとか。 ヨーロッパでは、写実主義とかやってるのに、日本はなんてのどかなんだ。
これが現代の漫画文化隆盛のきっかけになってるのだから、やっぱり文化の継続というのは大事なことだ。
(2016.10.08)
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