我が家には、かれこれ2年以上仙厓の「指月布袋画讃」ポストカードが額縁に入れられて飾られている。
とってもお気に入りの絵だ。
仙厓とは、江戸時代に主に九州に住んだ禅僧。地元の人に請われるままにさまざまな絵を描いていたが、それがとても味があると今になって高い評価を得ている。
この人の才能を再評価したのは出光美術館で、そのため出光美術館といえば仙厓、というイメージがある。
そんな出光美術館が満を持して繰り出すのが、「大仙厓展」。
今では「ゆるキャラ」とまでいわれる彼の絵が存分に楽しめる。
「ゆるキャラ」と形容するのはちょっとあんまりな気がする。その絵の背景にはいろいろな禅の教えが含まれているからだ。なのでかなり凛とした内容ではある。
今思うと、ミュージアムショップで画集を買っておけばよかった。惜しいことをした。
(2016.10.16)
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