ペール北山って誰やねん。全く聞いたことがない、マジシャンみたいな名前。
なんでも、大正時代の画商だったらしい。
で、当時のポスト印象派画家達の支援をしていた人だそうだ。
なので、この展示会はペール北山なる画家の作品が並んでいるわけでもないし、ペール北山自身がコレクションした作品でもない。
彼がかかわった画家の作品だったり、当時日本画壇に影響を与えた洋画家の作品だったりが展示されている。
岸田劉生の肖像画など面白いんだけど、なんか全体的に落ち着かない展示だった。 というのも、東京ステーションギャラリーには初めて入ったのだけど、東京駅丸の内駅舎内にあって、重要文化財のレンガ造りの壁面がインパクトありすぎる。
そして、狭い場所に絵を詰め込んでいるので、一枚一枚の絵をじっくり楽しむ雰囲気ではないというのも気になる。
しかし、東京駅改札を出て徒歩10秒程度のところにあるギャラリー、というのは大変使い勝手が良い。新幹線の出発まであと1時間あるな・・・なんて時間調整に美術鑑賞というのはステキ。
(2016.10.23)
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