たまたまギャラリーの横を通りがかった際、明るいトーンの絵がたくさん飾ってあるのを見かけたので入った。
レイモン・サヴィニャック?誰それ?状態。 フランス人で、シトロエンやジタンといった有名企業のポスター絵を多数手がけている人だ。
子供が描くクレヨンの絵みたいに、とても明るい色使い。そして明快で楽しい絵柄。これはいい。部屋に飾っておくと、展覧会タイトルどおりに微笑みをもたらしてくれそうだ。
しかし、さすがに著作権がまだ活きている作家さんだ。単なるコピーものであっても、値段が結構高い。部数限定ではないポスター(額装あり)でも、安いもので3万円以上する。ほしかったけど、悩んだ末に諦めた。
そのかわり、会場内で売られていた「ジャン=ジャック・サンペ」の作品のほうが気になった。アメリカの高級文芸誌「ザ・ニューヨーカー」の表紙絵。この雑誌の存在自体知らないのだけど、絵そのものは大変に気に入った。こっちは2万円弱。 10分以上、1枚の絵の前で立ち尽くしていたけど、結局これも買うのをやめた。コピーに2万円はちょっと高いと思ったからだ。
でも、立ち尽くしている間に店員さんから声をかけられていたら、たぶん買っていた。 悩んでいたのは、賃貸の家に絵をかざるためのフックが取り付けられないからだ。しかし、あれこれ調べてみたら、ぽっかり穴が開かないようにフックを取り付けられる技術というのはたくさんあるのだな。次、いい絵を見つけたら、えいやっと絵を買おうと思う。
(2017.03.20)
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