インターメディアテク

インターメディアテク

東京駅丸の内口目の前にある、KITTE(JPタワー)。その建物の二階と三階にあるのが、「インターメディアテク」だ。

カッチョイイ名前で、何かデジタル画像がビュンビュン動き回っているような予感がする。

東京大学総合研究博物館とJPが共同(彼らの弁を借りれば、「協同」)で運営する施設だという。

「博士と助手」コントで出てくるような白衣を来た女性スタッフがお出迎え。僕が背中に背負っていたバックパックは危険だから背負わないで、前で抱きかかえて欲しい、と言われる。

周囲のお客さんもみんなそうで、リュックを抱きかかえながら見学している様は、ちょっと微笑ましい。

中は、鳥の剥製がいっぱい。その隣にいきなりアフリカの民族楽器が置いてあったり、医者の肖像画が飾ってあったり、とにかく脈略がない。ミニチュア博物館と思えば間違いないが、とにかくズラズラ並べてみました感が強い。

「インターメディアテク」という名前からは全く想像がつかない、重厚さ。東京大学が帝大と呼ばれていた頃から使っていたような棚や机といったものを転用しているためだ。学校の、理科準備室に忍び込んだような気分。

上野にある国立科学博物館の常設展に入るためには、大人620円の入館料がかかる。一方インターメディアテクは無料。ちょっとしたサイエンス気分を味わいたいなら、断然インターメディアテクがお薦め。

2フロアにまたがっているので、じっくり見れば1時間じゃきかないくらいの時間がかかる。

土曜日の夕方に訪問したのだけど、来場者は何故か若い人ばっかりだった。KITTEという場所柄なのだろうか?若いカップル、若い女性二人組、というのが目立った。特に若い女性二人組の方が多い。何だろう、これは。

ボロボロに崩れている上に色落ちして白くなったカニの骨格標本が置いてあったりするのだが、展示する価値があるのかどうか怪しい。見る限り、全然珍しくないカニのようだ。でも、学術的には意味があるのかもしれない。

そういう「裏読み」も含めて、一つ一つ展示を見ていくのはとても知的で静かに楽しいひとときになるだろう。 ちなみに、気の利いた解説といったものはほとんどない。単に、東京大学が学術資料として保管していたものを公開しましたよ、というスタンスなのだろう。

お陰で、剥製を見ても、それが何という名前の生き物なのかわからないものが多かった。足首に名前が書かれた札がくくりつけられているのだけど、字が小さかったり札が裏返しになっていて全く読み取れないから。

(2017.04.29)

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