
「赤い髪の毛のきききりん」という印象の人。
あと、水玉の人。

展示はすごい。広い国立新美術館ならではの見せ方で、会場に入ってすぐのところにバーンととんでもなく広い空間を作って作品を展示している。思わず「うわあ!」と声をあげてしまう。
他の人も同じで、「すごい!」「ひゃあ!」と声をあげている。
超巨大な作品が、タイルのようにびっしりと張られた空間。これは一見の価値あり。

それにしてもこの人はすごい。駆け出しの頃から、抽象的な作品を作り続けている。あのピカソでさえ、初期の頃はごく普通の絵を描いていたというのに。
作品の意味を理解するのに苦労するようなものは、「あの大先生の作品ならばきっと意味があるに違いない」的な忖度があってこそ成り立つものだと思っていたが、この人は名前が売れる前からそういう作品を出しているわけで、ああ、難解な作品でも評価する人はちゃんとするのだな、と感心した。
(2017.04.23)
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