前回の展覧会で理解不能な展示を見せられ、言葉に詰まったのだが、今回もなんかすごいのがきたぞー。
小山登美夫ギャラリー、相変わらず攻めるなあ。
タイ人とサウジアラビア人のアーティストによる作品。 洪水かなにかで水没したっぽい、路地裏の夜の光景。それと、あばら骨とか腰骨など、人体の絵。
お値段は30万円弱、といったところ。高いものだと70万円くらいだったか。
実際に売れているものもあるようで、タリフには「売却済み」を意味する赤いシールがちらほら。すごいなぁ、買う人は買うんだな。
「グローバル化する都市や社会が作り出す幻想と、そこから取り残されて行く存在」を作品にしているそうだ。なるほど言われてみればなんとなくは、わかる。
昔は、こういう作品を見ると「理解できない自分の知性・感性のなさ」を恥じたものだが、最近は「理解できなくてもしょうがないよね」という悟りの境地に達しつつある。
(2017.07.03)
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