ADC(Tokyo Art Directors Club)賞のエントリー作品から入賞作品まで展示されているイベント。
東京五輪のエンブレム問題で、デザイン界の閉鎖性やパクリ疑惑が指摘され物議をかもしたけど、やっぱりすごいものはすごい。「ひょえー、カッチョイイ!」というポスターやら動画やらがたくさん展示されていて、ワクワクしっぱなしだ。
「このフォントの配置はすげえな」 「余白の使い方がグッときますねぇ」 一緒に見に行った後輩と、感嘆の声を上げっぱなし。 「デザイン」と「アート」というのは近い世界ではある。でも、「デザイン」というのがより世俗的というか、「世間に受け入れられないといかん」という商業的要素が強い分、キャッチーで楽しい。
こねくり回して難解に仕上げてちゃ、駄目だ。マスに受けないと駄目なんだから。
そんなわけで、本当に楽しい展示だった。 下手に現代アートを家に飾るよりも、商品やサービスのポスターを壁に貼ったほうがよっぽどかっこよい事が多いと思う。
そういう用途で、商業ポスターって売ってくれないかなあ。 芸能人が写っているとなると肖像権が絡むしファンが欲しがるので高くなるだろうけど、そうではないものであっても、すごくいいものが多い。そういうのがほしい。
(2017.07.07)
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