リボーンアート・フェスティバル 東京展 そこで何が起きていたのか?@ワタリウム美術館

夕方、国立競技場の近くで仕事があったので、仕事終わりに歩いてワタリウム美術館に行ってみた。

今、会期中だ、ということしか事前情報はないけれど。

我ながらよくやるよ、と思う。 だって、入場料を払って中に入るわけで、そういう安くない支出を、全く吟味なしでホイホイと支払っているのだから。

でも、こうやって何もわからないまま、美術を見るというのがいい。選り好みせず、いろいろなジャンルの作品を見ることになる。王道のものから、聞いたこともないような作家さんのものまで。絵だったり、彫刻だったり、写真だったり、ジャンル分け不能だったり。

リボーンアート・フェスティバル 東京展 そこで何が起きていたのか?

で、今回。 えーと、なんだこれ。 ワタリウム美術館はかなり癖のある建物だし、展示内容だし、特殊だ。なので、展示エリアに入っても、まだこの時点でこれが何の展示をやっているのか、さっぱりわかっていなかった。

普通、会場入ってすぐのところには、仰々しくその作家の出身国の大使が「日本との友好のためにこの展示はとても意義があり云々」と絶賛していたり、キュレーターによる展示会概要が書かれたパネルが展示されている。でもワタリウム美術館にはそれがない。

えーと。 なんだか、ゴミみたいなものが置いてあるぞ。もちろんこれも作品なんだけど。 状況を理解するのに、かなり時間がかかった。

でもそれだからこそ、先入観なく作品を鑑賞し、「一体どういう意味があるんだ?」と首を捻って考える。それが楽しかった。

(2017.11.01)

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