佐伯俊男「雲然」@NANZUKA

「CASE TOKYO」と同じビル。

さらに一階フロアをおりて雑居ビルの地下二階。 もともとアートギャラリーというのは秘密めいた場所にあることが多いけど、ここまでマニアックな場所というのはなかなかないと思う。渋谷駅から近いのだけれど。

佐伯俊男という作家は全く知らなかったのだけど、どこかで見たことがある絵だ。エログロナンセンスな劇画風とマンガ風の中間で、蛭子能収の絵がもっと精緻になったもの、という印象を受ける。

1945年生まれだというので、蛭子能収と世代的には近い。こういう絵がはやったのだろうか。

平凡パンチとかガロという雑誌は、今や伝説的な存在だけど、僕は一度も目を通したことがない。 1945年生まれならば、既に70を越えている歳だ。にもかかわらず、これだけの迫力ある大作を描けるパワーは恐ろしい。

いい加減悟りの境地になって、ぼやけた作品を作りそうな年頃なのに、何だこの作品群は。絵からの「圧」をすごく感じる。 コンクリートの殺風景なギャラリーで、しかも地下二階。そこに飾られている絵は、なにやら妖しい雰囲気がぷんぷんするすごい世界だった。

(2018.02.09)

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