泰明画廊のとなり展 #2 今井喬裕@泰明画廊のとなり

泰明画廊のとなり展 #2 今井喬裕

初めて訪れた画廊。

「画廊の隣に、絵が飾ってある」という漠然とした事前知識で訪れたのだが、肝心の泰明画廊は特定できたものの、その「絵が展示されている」という「となり」がよくわからない。

困ってウロウロしていたら、画廊がテナントとして入居している「ヒューリック銀座7丁目ビル」の建物内、エレベーターホールにガラス張りのウィンドウがあって、そこに作品が展示されていた。

24時間365日、気軽に芸術作品を鑑賞できるように・・・という、画廊側の考えらしい。面白い発想だ。

銀座には「画廊」と名の付くお店が結構たくさんある。さすが金持ちが集う町だけあって、絵画を扱うお店もそれなりにある、というわけだ。

「ギャラリー」を名乗るお店がどちらかというと現代アートを扱っていることが多いのに対して、「画廊」を名乗るお店は油彩画の昔ながらの手法によるアートの取り扱いが多い印象がある。

もちろん、完全にはそう言い切れないのだけど。

で、銀座にある小規模な画廊は、「えり好みせずに手当たり次第アートを見て回る」僕でさえ、敬遠している。ものすごく入りづらいからだ。 そもそも、コテコテの油絵で、花瓶に活けた花とか富士山を描いているという絵に興味がない、ということもあるけれど、小規模画廊はサロン的な雰囲気になっていて、一般客を寄せ付けにくい雰囲気になっている。

本当に絵を買う気があるか、常連さんでもないと立ち入れないような印象がある。敷居が高い施設だ。

そんな中、こうやって「作品を楽しんでいってください」という取り組みは面白いと思った。少なくとも、店と直結していないところに作品を展示しているので、店員さんがすり寄ってきて「どうです?お気に召しましたか?」なんて言ってくることはない。

展示されている作品は、今井喬裕という作家さんの油彩画で、綺麗な女性が描かれている。憂いを帯びているようにも見えるし、やさぐれているようにも見える。とても惹かれる作品だ。もっとこの人の作品が見たくなった。良い作家に出会えたと思う。

(2018.02.15)

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