
銀座8丁目の古い雑居ビル7階にあるギャラリー。
ここを訪れるのは2度目。
雑居ビルギャラリーというのは時々あるけれど、初訪問の時はいつも緊張を強いられる。「本当にここで良いのか?」という不安があるからだ。
アートギャラリー界隈では「目立たない看板、装飾の方がイケてる」という考えがあるのか、どこも来場者への案内表示がさりげなく、気づきにくい存在だ。
このすぐ近くにある「ヴァニラ画廊」も雑居ビルの地下2階にあるけども、ここもわかりにくくて未だに建物を素通りしてしまうことがある。
おそらく、「気づきにくい場所や、案内表記であってもそれを乗り越えて訪れる人じゃないと、相手にしない」のだと思う。
「ただいま展覧会やってます!どうぞお気軽にお立ち寄りください!」という大宣伝で、ふらっとやってきた通りすがりのお客さんというのは商売の対象になりにくいだろうし。 そういうわかりにくい場所にある東京画廊だけど、1950年に開廊して早70年近い歴史がある。場所の善し悪しで商売が決まるわけではない、ということがわかる。
(2018.02.15)
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