
恵比寿にある、初訪問のアートギャラリー。
雑居ビルの一角にあり、おっかなびっくりで中に入る。
作家「オートモアイ」による、顔のない女性の絵。 エキサイティングな絵だとは思わないけど、結構印象に残る作品群。
顔が描かれないことで、見る者の想像力をあれこれ刺激するのだろう。
登場人物に顔がないと、一体これがどういうシチュエーションなのかがさっぱりわからない。だからこそ、作品に奥行きを感じさせるのかもしれない。
「素材を省略した」ものなのに、「むしろ奥行きを感じる」って、不思議なことだ。「行間を読め」というのと一緒だ。 人間、もっともっと「行間」を分厚くした方が良いのだろうな。僕みたいにベラベラ喋るのは、むしろ軽薄で損なのだと思う。
(2018.03.04)
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