
スペインのプラド美術館に収蔵されている作品のうち、ベラスケスを軸とした17世紀の絵画70点集めた展覧会。
「プラド美術館展」は2002年、2006年、2011年、2015年と立て続けに開催されていて、今回が5度目。よっぽど日本人はプラド美術館が好きなのか、それともプラド美術館が「頼めば作品を貸してくれる気前の良さ」なのか。
どれもとても美しい絵だとは思ったけど、この手の絵はどうも印象が残らない。するっと肌になじむ絵柄なので、さーっと見てそのまま記憶が右から左へ流れていってしまう感じがする。
ポストカードを買って、トイレに飾っておくにはちょうどいいな・・・と作家さんに対しては大変失礼なことを思ってしまった。でもそれくらい、馴染みが良い快適な絵、ということだ。
5月まで東京で開催したのち、6月には兵庫に会場を移して10月まで展示をするそうだ。そんなに長期間、貸し出しっぱなしにすることを認めているんだから、プラド美術館はやっぱり太っ腹だ。
(2018.03.06)
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