トミオカホワイト美術館

トミオカホワイト美術館

新潟出身の異色の画家、富岡惣一郎の美術館。

出身地・越後の雪景色を描くために、絵の具を独自配合した白色を多用する。その特徴的な白色を、人は「トミオカホワイト」と呼ぶそうだ。

自分の名前を冠した色があるなんて!とこのことを知った時には驚いたし、富岡惣一郎が雪国を取材するためにヘリコプターをチャーターしたという逸話を聞くに至って、こりゃ見に行かないといかん、と思った。

トミオカホワイト美術館

1年越しにして、ようやくその願いがかなった。 すごくクセのある絵だ。具体的な製法はよくわからないのだけど、展示されている彫刻刀のような刃や、マグロ包丁のようなものを見る限り、どうやらカンバスの下地に黒などの濃い色を塗り、その上にトミオカホワイトを重ね塗りしたのちに絵を描くらしい。

白い部分を刃で削っていくことで、まるで切り絵のようにそこから黒々とした絵が生まれてくる。そしてそれは、荒涼とした白い雪国と、その中にたたずむ木々をうまく表現している。なるほどこれは面白い表現。

不勉強なため、てっきり「地元の有名人」程度の方かと思っていた。でも実際は、飛行機の政府専用機の機内壁面画を描いたこともあるということなので、かなりの重鎮らしい。お見それいたしました。

(2018.03.10)

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