
世の中には表現方法というのがたくさんあるものだなあ、と感心させられる展示。
ざっくり言うと、ガラス瓶がたくさん並んでいる展覧会だ。
そのガラス瓶には水が張られ、ごくごく小さな磁石が中に入っている。そして、瓶が置かれている台にはIHみたいな形で磁力が働いているらしく、この瓶の中の磁石が激しくくるくると回転している。
その結果、水は竜巻のような渦を作っていて、それを鑑賞して愛でる、という作品。
さらに、ガラス瓶には蓄音機みたいな形をしたアサガオ型の口がついている。そこから、渦巻から発せられる音を聞いて楽しむ、ということもできる。
以前、海外で「24時間ひたすらたき火の映像を流し続けるテレビ番組」があって、予想以上の視聴率を上げたことがあるという。それと同じで、この渦巻きはずっと見ていられるものだった。
(2018.04.14)
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