
飯田橋からも江戸川橋からも後楽園からも、どこからも遠い場所にある印刷博物館。
トッパンの建物の1階と地下1階にある。
ちょうどこの日、茗荷谷に用事があったので立ち寄った。
東京の、山手線ぐるり一周の下半分というのはよく歩いている。ギャラリーがあちこちにあって、それらを一筆書きでハシゴできるからだ。一方上半分というのはめぼしいギャラリーがあまりなく、しかも一筆書きには厳しい距離感なので馴染みが薄いエリアだ。
僕が延々とギャラリー巡りをやっているのは、単にアートが好きというよりも町歩きができる、ということにある。そういう点では、まだまだ山手線上半分は知らない場所が多い。
とはいえ、東京というのは意外なほどアップダウンがある土地だ。特に印刷博物館界隈は、神楽坂を登った先にあるのでちょっと疲れる。正直、二度三度とは訪れたくない場所だ。
そんなわけで、「ここに来るのは今回限りだ!」とばかりにガッツリ展示を見たかったけどスケジュールの都合で無料の企画展だけ。有料の常設展は見る時間が取れなかった。残念。
とはいっても、今回見た企画展は、さっぱり意味がわからなかった。内容が難しすぎるからだ。「昔はこんなショボい技術しかなかったんだけど、ほら!今はこんなにすごいんですよ!」といった対比が殆どないので、最新技術がどうすごいのかよくわからない。
「コアラのマーチ」のお菓子の表面にコアラが印刷されているのはすごいとは思ったけど、それは昔っからあるしなぁ・・・。 時間をかけて、常設展からじっくり見れば、きっと何かわかることもあるのだろう。
でももう、面倒くさいからここはいいかな。次回は永青文庫や早稲田大学の展示があるときにハシゴ・・・とも思ったけど、どこも微妙に距離があって、気合いがかなりないと難しい。
(2018.04.14)
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