桃の節句 ひいな遊び@美の起源

美の起源

オギハラフウカさんからハガキが届いて、出展および在廊しているのでお越しください、とのこと。先日オークションでオギハラさんの絵をうっかり購入してしまったばかりなので、もうさすがに軍資金はないのだけど見に行った。

美の起源

銀座8丁目にある画廊。このあたりは小さな画廊がいたるところにあり、普段目の前を歩いていても全く気が付かない。画廊は夜の営業をやっていないし、会期でないときは閉まっている。ましてや、雑居ビルの中に入っていたのだと、気が付きようがない。

あと、何やら常連さんのサロンになっているっぽい画廊もあって、外から見ても「ちょっと作品を見せてくださいね」と言えるような雰囲気ではないところも多い。僕みたいな財力がない人は、アート作品を「鑑賞」させてもらいに画廊やギャラリーに行く。何かのご縁があれば、小作品を購入することがあるかもしれないけど、それは1/1000以下の確率だ。

なので、「冷やかし」という自分の立場をわきまえて、そういう画廊には入らない。もっとオープンな、美術館的な雰囲気を醸していて開放的なところにだけ、行っている。銀座でいてば、資生堂ギャラリー、ギャラリーG8、ヴァニラ画廊、ギンザ・グラフィック・ギャラリー、エルメス・フォーラム、ポーラミュージアムアネックスといったところ。

オギハラフウカさんの作品

予告通り在廊していたオギハラさんに解説を受けながら、作品を鑑賞する。絵のテーマだけでなく、素材の話や作品のサイズはどうやって決まるのか?という話、あれこれ聞かせてもらえてとても有意義だった。

彼女はこってりとした色あいの作品を作る一方で、繊細なタッチのドローイングも描く。本人は「まだ画風は確定していないし、するつもりもない」と語っているが、もっぱら女の子の絵が描かれていることが多い。この不確実性が、面白い。

「若手有望作家の作品を青田買いして、将来の値上がりを狙おう」なんて助平なことを考えてはいけない。今目の前の作品を、素直に楽しみたい。

シール各種

気になるドローイングがあったのだけど、既に売約済み。するとオギハラさん、すかさず小さなサイズのシールを取り出して、「これなんかどうですか」と言う。絵は気に入ったけど買えない、という人のために、小さなシールを作ったのだという。1枚200円。この人は商売上手だ。そしてハキハキしていて自分の考えをちゃんと伝えることができる。アート作家として大成するかどうかは神のみぞ知ることだけど、イラストレーターになっても何になっても、一定の成功を収めると思う。

(2020.03.02)

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