
どうもこのG8での展示というのは、すんなり頭に入ってこない。毎回そうだ。見ている最中もそうだし、見た後は記憶に残らない。
デザインをテーマにした展示といえば、このG8のすぐ近くにGGG(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)があって、そちらはすごく印象深い内容になっている。このギャップはなんだろう、いつも考えさせられる。
思うに、G8の方がより商業主義的なテーマのデザインであり、何かそのあたりが関係していそうだ。
そもそも、今回「新人賞」の展覧会ということだけど、何をもって、誰が良いだの悪いだの判断するのかがよくわからない。美術の世界以上に、デザインの世界、コマーシャリズムの世界っていうのは判定基準がわからない。
そこで思い出されるのが、東京オリンピックのエンブレム選考問題だ。出来レースだったのかどうかの真相はわからないが、いずれにせよこういう選考をする人・できる人というのが限られており、その人の趣味にあわないといけないという問題がある。
(2018.06.15)
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