第5回東京都特別支援学校アートプロジェクト展@東京藝術大学大学美術館 陳列館

第5回東京都特別支援学校アートプロジェクト展

たまたま藝大の横を通り過ぎた際に展示が行われていたので立ち寄った。

「特別支援学校」というのが何を指すのかよくわからず、養護学校のことなのだと思っていた。しかし、後で調べると盲学校、ろう学校も含んだ学校の総称だという。こういう展示の機会があることで、普段自分の生活では見聞きしない世界が知れるというのはありがたいことだ。

ただ、「日常生活を送る上で何らかの支援が必要な人たちが頑張って作ったもの」という目で作品を見るのは失礼というか、むしろそれは差別的なことではないのか?なんて思ったりもして、こういう葛藤をすることが21世紀のポリティカル・コレクトネス時代を生きる人間ならではなのだと思う。

単にアート作品として見た時、もちろん稚拙なものもある。しかし、中には「えっ、これを生徒が作ったの?」というものもあり、はっとさせられる。そして、「稚拙」と思わたものも、改めて見返すと、なかなかこういう発想はできないぞ、という色使いだったり構図だったりする。

決して絵が上手とはいえないけれど、ものすごく緻密に書き込まれた作品がある。この作家がどこに強い興味を持ったのか、そしてどこが興味がなくて切り捨てられたのか、その作品の描かれ方に端的にあらわれていて、おもしろい。小綺麗にまとめよう、とする作家のものとは大違いで、荒々しさが伝わってくるのがよかった。

(2020.01.18)

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