トム・サックス ティーセレモニー@東京オペラシティ アートギャラリー

いやあ、これはええもん見た。

現代アーティストで、日本の茶道を今回はテーマとしてたくさんの作品を作っている。「NASA」のロゴが入った茶碗とか、電動の茶せんとか、ベニヤ板で作ったお茶室とか。

そして、それらの作品を使って、実際に「主」と「客」がお茶会を開催する様子を13分の動画作品にして、公開していた。

ふざけた作品ではある。しかし、客のもてなし方とか、細かいお作法は(僕が見た限りだと)正式なものであり、茶道に対してしっかりとした尊敬の念を持って作られたということがわかる。

「なんか変な呪術みたいな作法で、不思議な世界だよねー」という茶化した内容ではない。だからこそ、変な茶道具などの作品群がユーモラスになる。

僕は、こういう「日本の伝統文化を、敢えて今風に換骨奪胎して表現する」というのはとても好きだ。日本の伝統芸能は、江戸時代とか明治時代くらいで時間が止まってしまってはいけないと思う。おふざけ的要素があったとしても、21世紀として再解釈・再定義があってしかるべきだと思う。

たとえばなまはげは、なんで和服を着ていないといけないのか?
いつの時代から、「世の中の流れ」から乖離してしまったのだろう。そんな文化が、日本にはたくさんある。

(2019.05.19)

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