オギハラフウカ展@みうらじろうギャラリーbis

先日、若手アーティストの展覧会「Independent TOKYO」に出展していた作品を見て一目惚れし、即決で作品を購入したオギハラフウカの初個展。Independent TOKYOで賞を貰い、とんとん拍子で個展開催が決まったようだ。

当のオギハラさん自身は、Twitterを見ていると夏休みを利用して中国旅行中らしい。案外、「初個展!」といってもアーティスト自身は特にソワソワするようなものではないのだな。もちろん、嬉しいに決まっているけど、会期中ずっと在廊してお客さんに声をかけ続ける、というわけにはいかない。展覧会が始まると、あとはもうお任せ、ということなのだろう。

みうらじろうギャラリーという存在自体知らなかったのだけど、日本橋大伝馬町の雑居ビル内にある。オギハラフウカ展がある、と聞いていなかったら訪れる機会がなかったと思う。本当にアートギャラリーというのは、「えっ、こんなところに!?」と驚かされる場所にあるものだ。

建物の2フロアにまたがってギャラリーはあり、4階がスタッフが常駐しているギャラリー本体で、3階の「bis」と呼ばれているギャラリーは無人で主に貸しスペースとして使われているものらしい。

オギハラさんの作品が部屋一面に飾られている。僕が購入した「花籠の少女たち」シリーズも、展示されていた。僕が「夏」を所有し、「春」は別の方が購入されたので、展示されているのは「秋」と「冬」だけだった。こうやって、作品世界の一部に「自分の痕跡」がある、というのはちょっと嬉しいものだ。「春夏秋冬」で1セットになっている作品の一部を、僕専用にしているのだから、ある意味残酷な痕跡ではあるのだけど。でも、いずれ「秋」「冬」も売れていき、離散していくのだろう。

まだ大学生であるオギハラさんが今後どれだけ活躍されるのかは、僕にはわからない。しかし、作家さんの「現在進行形の作品」を楽しみつつ、作家さんの将来に思いを馳せることができる、というのが現代アートの楽しみだ。若い作家さんであればあるだけ、未来の可能性が広いので、面白い。

既に死んだ人の作品だと、そうはいかない。やれオークションで高値が付いただの、遺族が権利を主張して泥沼だの、そういう金目の話ばっかりだ。

このご時世、作家さんとTwitterで繋がることができる。なので、今まさにどういうことに作家さんが興味を持っているか、とか、悩んでいるか、というのがほぼリアルタイムで知ることができる。

オギハラさんの場合、新しい塗料や素材との出逢いに大喜びする様をTwitterでよくつぶやいていて、僕はその文章を大変興味深く読ませて貰っている。あと、女子大生ならではの無邪気さと作品制作への強い意欲も、素晴らしい。

ただ、Twitterの怖いところは、僕みたいな素人のおっさんが、プロの作家さんに対して偉そうな論評を直接垂れることもできてしまうわけで、若い才能の発展を邪魔することにもなりかねない。いくら気軽にやりとりでいるとはいえ、余計な事は言わないようにしなければ、と気をつけている。

(2018.09.01)

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