木彫りの、全裸女性の彫刻。
いろいろ作品コンセプトとかあるというのは分かっているけど、敢えて小学生的なコメントをさせてもらう。「人間っぽくてギョッとする!」と。
ちょうど素材の色が肌色にそっくりで、そのために遠くからみると「えっ」と思えるくらい人間っぽく見える。しかし、作家は敢えてポージングなどで人間とは違う形にしていて、虚構と現実の境界線が曖昧になり、不思議な印象を受ける。
リアルな描写の全裸女性、しかも裸!となるとどうしてもエロスを感じさせるものだが、この作品には不思議とそういう感覚を受けない。「よく出来ているなあ」と前からみたり、後ろから見たり、「現実の人間にあるシルエット、ありえないシルエット」を確認することをずっとやっていた。
(2018.09.01)
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