東アジア各国と交流があった琉球王国の美術に焦点を絞った、面白い観点の展覧会。
琉球漆器、琉球絵画と称される作品が並ぶ。
今回の僕は鑑賞時間が殆ど取れず、立ち止まることなくざーっと館内を素通りしただけだった。
作品をじっくり見れば、沖縄独特の世界観というのが見えてくるのだろうけど、ぱっと見ただけだと中国風であったり日本風であったり、特に「琉球ならでは」感が薄い印象だった。でもこれは誤った認識だとは分かっている。
染織はそんな舐め腐った「素通り鑑賞」であっても、「おっ!?」と思えるものだった。紅型と呼ばれる王族の礼服・庶民の晴れの服がとても鮮やかで、文化の違いをくっきりと浮き上がらせてくれる。
(2018.09.01)
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