
オルセー美術館で、ゴッホ展に次いで歴代集客数が多かったというピエール・ボナール展が日本上陸。
といっても、誰それ?という名前。不勉強ながら、聞いたことがない。そんな「客が集まる作家」でもまだまだ知らない存在があるのだな。
ボナールの絵は、若干ぼんやりしたものが多い。そして、「やたらと四本足が長い猫」みたいな、微妙に不思議なデザインのものも多い。さらにはパステルカラーの色調を使った作品が多く、もやーっとした気分にさせてくれる。
朦朧としていてつまらないのか、というとむしろ逆で、僕の好みに大変あった。そもそも僕はパステルカラーが好きだし。
写実的なバッキバキなコントラストの絵よりも、こういう絵の方が好みだな、と自分の嗜好性に気がついた、そんな展覧会。
(2018.10.21)
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