
三宅一生がデザインした、バッグの新作発表。
単なるカラフルなバッグ・・・のようで、意匠が懲らされているのがわかる。当たり前といえば当たり前なのだけど、100円ショップで見かけるような物とは、質感も、迫力も全然違うものだ。
こういうのを見ると、「デザインの力」というのを思い知る。
機能だけ考えると100円ショップで十分、というものは世の中にいっぱいある。100円ショップの商品だけで日用品を揃えて生活したって、たぶん不自由することはないだろう。
でも、そういう人生って本当に楽しいですかね?というのを問いかけるような、そういう迫力がここにはあった。
で、悩ましいのが、「やっぱりちゃんとしたものはいい」と思いながらも、結局は安いものをたくさん使っているという自分のスタンスだ。きっと、僕は「知らなくても良い贅沢」をちょっと知ってしまい、「現実の財布の紐」と「理想」とのギャップに苦しめられているんだと思う。
(2019.01.20)
コメント