展示作品数が多くなかった、ということもあって、記憶がスッコーンと抜けてなくなっている。
風景写真の難しいところで、「ああ綺麗ですね」という写真というのはむしろ記憶に残らない。「見ている人の五感に訴えかける表現」というのはとても難しいものだ。
写実的な、まるで写真のような精巧な人物画を描く作家さんがいる。その超絶技巧は息を呑むが、中にはやっぱり「ああ綺麗ですね」で終わってしまう作品も含まれる。技巧のすごさに思いを馳せると、到底「綺麗」の一言で済ましちゃいけないんだけど。でも、印象に残らない。
それと同じだな、と感じた。
(2019.01.20)
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