事前情報全く無しで訪れて、なんのこっちゃ全然わからなかった展覧会。久し振りだ、「これは何を展示しているんだ?」というのは。
意味不明な抽象画とかインスタレーションを見ても少々では驚かないようになった。でも、今回は事前知識がないとわからない。
いや、会場に書いてある解説を読めばわかるんだけど、斜め読み程度では、やっぱり意味がわからない。
何やら陶器が並んでいるし、何やら陶芸をやるような設備もあるし。なんだこれ。
ややこしいのが、展覧会タイトルに「福原信三」という名前が入っていることだ。この人は資生堂の初代社長。てっきりこの人のコレクションなのだろうと思っていたら、全然違う。
イギリスの建築家集団が、日本の土や陶芸に興味を抱き研究を重ね、それをこのギャラリーでワークショップ形式で披露するらしい。僕が訪れた時は、ワークショップは開催されていなかったけど。
予備知識なく美術を鑑賞するのは、権威主義に陥らなくて済む分良いことだ、と僕は思っている。しかし、時には「ちょっとくらい知識を仕入れておかないと、現地で途方に暮れる」といういこともある。気をつけないと。
(2019.03.17)
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