7月6日に開催される、第43回目となる三菱商事アートゲートプログラム・チャリティーオークション。
今回も、在学中の学生や卒業まもない作家によるアートが並ぶ。
オークションに先駆けて、一部の作家による、自らの作品解説が行われた。一人1分程度の短い時間だけど、端的に説明がされるので、とても面白い。
今回も作品をざっと眺め、「自分の家に飾ってふさわしいかどうか?」ということを検討する。事前に全作品がカラー写真で紹介されているパンフレットを入手しているのだけど、実物を見るとまったく印象が違うことが多い。オークション前に実物を見ておくことは大事だ。
もっとも多いのが、「思ったよりもデカかった」というもの。これがコンパクトな絵だったらほしいのに・・・でかいなあ・・・という作品がなんと多いことか。
あと、もっと淡い色だと思ったら、実物は濃い色だった、とかその逆とか。油絵の筆使いが想像していたものよりも粗く、自分の好みじゃなかったとか。
今回でオークション参加は3度目になるので、オークション常連作家の作品はぱっと見ただけでわかるようになった。作家の個性が作品からわかるようになる、というのはとてもうれしいことだ。そして、「ああ、あの作家さん、今回はこういうアプローチなのか」と感心したり、逆に裾野の狭さを不安に思ったり。
もし僕が酒を飲めるなら、このギャラリートークのあと、一人酒を飲みつつ「この作品になら、いくらまでなら出せる」っていう検討会が楽しいのだろう。いい酒の肴だ。
なお、今回は良作が多いと感じたものの、我が家の空きスペースがほぼないこと、自分の予算感よりも高額間違いなしの作品が良いと思ったことから、入札・落札の予定はない。でも、オークションには参加して、「ひょっとしたら3万円程度で落札できちゃうかも?」というイレギュラーケースがあれば作品を頂戴してみようと思っている。
(2019.06.25)
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