
夕方、時間ができたので上野の美術館・博物館界隈をちょこっとめぐってみることにした。最近すっかりご無沙汰だったので、全部の美術館博物館の展示をまだ見ていない。さてどうしようか。
選んだのは、「上野駅から一番遠くて、なかなか立ち寄りづらい」場所である東京藝術大学大学美術館だった。ちょうど円山応挙の展示をやっていた。
円山応挙といえば幽霊の絵という印象が強いけど、展示物はいろいろな絵があった。
しかし本当に驚かされるのが、ちょっと美術館から遠ざかっただけで、全然作品が頭に入ってこないということだ。脳がすっかりスマホ脳になった、というか、美術鑑賞モードに切り替わらない。ただざーっと、なんとなく作品を見て回っただけで、全然記憶に残らなかった。
美術というのは、継続して見続けていくことで理解が深まるのだな、と思った。
年に数回程度、ぽつりぽつりと鑑賞している程度では、頭が切り替わらない。特に伝統的な絵画の場合はなおさらだ。
(2019.08.18)
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