編集後記2021年10月期

地上の楽園を普段使い【小梨平ソロキャンプ2019】

なんだかキャンプブームだそうで。しかも芸人「ヒロシ」さんや「バイきんぐ・西村」さんのソロキャンプが話題になったりして、中年男性のソロキャンプが注目を集めたようだ。ただしこのソロキャンプに対しては、若干の冷ややかな目線も込みで、だけど。

どうしても「おひとりさま」しかも「中年男性」というところで、若干の嘲笑の対象となる。エイジズムだ、と怒ってもいいけれど、そういうポリコレだのなんだの都会の喧騒から離れるために世の中年男性はキャンプに勤しむ。

僕が彼らのYouTubeなどを見て感化されたということは全くなく、後になってその存在を知ったくらいだ。ただ、ソロキャンプがしたくなる時代、ってことで行動が同期したのかもしれない。もっとも、僕はせいぜい上高地で緩くキャンプっぽいことをやるだけなので、レベルが違い過ぎるのだけれど。

2019年は僕にとって転機の年で、現在のパートナーと関係を深め、12月に結婚している。このため、「一人で現実逃避のソロキャンプ」なんてやっているのは、人生でこれが最後となった。しかも2021年には子供が産まれたため、ますます「ソロ」は難しくなった。

パートナーのいしは「気にしないで一人で行ってきていいですよ」と言ってくれている。しかし、そうはいってもこっちも気を遣うのでたぶん実現しないんじゃないかな。

なお、恐るべきことに上高地にはこのあと、2019年中に2度も訪れている。しかもそのうち1度は、閉山してバスの運行がない11月下旬だ。さらに2020年、新型コロナウイルスの流行の間隙をついて、いしが妊娠中に1度。実は2021年も、この記事が掲載される直前に訪問している。今度は0歳の子連れで、だ。

たぶん、おかでん家にとって一番思い出深い場所として今後もこの地を訪れることになるのだろう。子供の名前も、上高地にちなんだ名前にしているくらいだ。

オリンピック・パラリンピックを見て文章を短くしたい、と思ったこと

実現はできていないけど、改めて心がけようと思ったことを書く。

TOKYO2020のオリ・パラをざっと見ていた。現役リタイアして年金ぐらしをしている僕の両親は優雅に朝から晩まで熱戦をテレビ観戦していたようだけど、仕事が当たり前に存在して働いている僕ら夫婦にとって、いくら地元東京で熱戦が繰り広げられようとも見る暇がない。

NHKで録画されている試合をできる限り録画し、超高速で再生して見たけれど、きりがなくて途中でやめた。膨大に積み上がる未視聴番組を前に、ストレスが募ったからだ。

それでも、エクストリーム系の競技は楽しく見た。スケボー、BMXなど。内容が刺激的だったこともあるけれど、一発勝負の試合だからで、こっちも気合を入れてピンポイントで見ることができる。

一方、途中で完全に見るのを止めたのが、リーグ戦をやっている競技全部だ。とてもじゃないけれど見ていられなかった。よっぽど好きな競技だとか、リアルタイム視聴ができるならいい。でも、録画再生でリーグ戦の競技は見る気が起きなかった。

YouTube動画などの影響で、人の集中力はどんどん落ちているという話はよく聞く。実際僕も、長い動画だとか映画は見たくない。それがオリンピック・パラリンピックでもそうだったので、今更ながら自分の持久力のなさに驚いた。きっと、他の人もそうなんだろう。

動画だけじゃない。長い文章のwebサイトを見るのも最近はキツくなってきた。集中力がない、というよりも世の中の情報量が多すぎるんだ。もう既に情報過多でレッドオーシャンになっているというのに、情報量が減ることはない。他の情報を押しのけるようにどんどん入ってくる。

なので、とてもじゃないけどなにか特定のコンテンツ(本でも、動画でも、ネットサーフィンでも)に時間を避けない雰囲気になってきた。少なくとも僕においては。

でも、自分でそう感じている割には、このサイトの文章はダラダラと書いている。矛盾しているじゃねぇか、と我ながら思う。

長文は昔からのクセなのでなかなか是正ができないけれど、少しずつ変えていこうと思う。できるだけ、短く。端的に。

話がかわるが、すでに11月1日時点では過去の話みたいになっている「はんつ遠藤」氏の文章について、「おじさんは前書きがやたらと長い」という指摘をどこかのweb記事で読んだ。なるほどたしかに彼の文章はそうだ。本題に入る前が長い。そしてそれは僕も同じだ。

今回、上高地ソロキャンプの記事を書くにあたって、前書きがいつもよりあっさりめなのはこのことを意識したからだ。

サイトのメンテナンス

恐ろしいことに、20年以上昔に書いた記事から直近の記事まですべてを対象にメンテナンスを実施している。

このサイトは20年も運営しているので、使われている技術が何度も変更になっている。サーバの運営会社が何度も変わったし、サーバまわりのOSやら言語、細かい仕様がごっそりと変わっている。

数年おきに、泣きながら1年くらいかけて新環境対応のため手作業で移植作業を行っている。

でもさすがにここまで記事が蓄積されると、今後手作業の引っ越しは無理だ。そう思っている。

なのに、今まさに手作業で全ての記事をメンテナンス中だ。まいった。昔の記事において、写真が欠損している事例がいくつもあったためだ。おもに2007年前後の記事で写真が抜け落ちていたけれど、ほかにもちらほら見受けられるようだ。

疑い出すときりがないので、結局全てのページを点検し、写真の一部貼り直しや設定変更を行っている。1つの記事を直すのに数分、旅行記のような長文だと小一時間かかるのでものすごい負担だ。現在、ようやく2012年の記事までたどり着いたけれど2021年までまだ先が長い。

写真のサイズ

自分でも気持ち悪いな、と思っているのだけれど、写真のサイズが混在している記事がある。

コンデジで撮影していた時代のうち、昔は「4:3」の縦横比。

コンデジ撮影後期は、一眼レフ風の画角にしたくて「3:2」の縦横比。

ミラーレス機を使っているときは「3:2」。

スマホで撮影することが増えてきたら、「4:3」。

現在は3:2と4:3が混ざっている。

あと、2021年11月時点では、このサイトをPCで閲覧した場合、たいてい写真が横幅800ピクセルで表示されるようになっている。しかし、はるか昔に撮影した写真は640ピクセル✕480ピクセルで撮影されており、こちらが指定した横幅より小さい。

時代の変化だ。昔は640ピクセルでも十分に大きなサイズの写真だと思ったものだけど。

最近のできごと

子供は0歳児にして既に保育園通いをしているのだけれど、保育園でRSウイルスをもらって帰ってきたときはまいった。こっちはテレワーク中心で仕事をやっているので、育児と両立は可能だと思ったけど無理だった。なにせ子供がよく泣く。かまってあげていないと泣く。目を離すとすぐに泣く。

で、こういう時こそ「テレワークと称してサボっていると思われたくない」という変なガッツが湧いて、仕事はきっちりやりつつ、有給休暇やフレックス制度で時短勤務にしつつ看護もやるという両立をしていたら疲れ果ててしまった。

なにせ、「登園証明書」なる名前の完治証明の診断書をお医者さんから発行してもらわないと、登園再開ができない。このため、一週間単位での保育園おやすみとなった。一回は登園証明を取得のうえ保育園に送り出したけど、半日で保育園から電話があって「調子が悪いようなので引き取ってくれ」と言われてしまった。早々に社会復帰させると、むしろ親の手間が増えたという悪い例だ。

さすがに精神的に参ったので、1泊2日で高崎に出奔してきた。甲府で気分転換をしたときと同じ、地方都市型の癒やし旅だ。

あわせて読みたい
地上の楽園を普段使い【小梨平ソロキャンプ2019】 2018年GW、世にあふれるザラザラした情報の渦から逃げ出したくて、僕は上高地に逃げた。 https://awaremi-tai.com/hebereke0119.html 3泊4日を上高地で過ごし、その間「...

この高崎では、2日間で30キロほど歩いた。いや素晴らしい。ひたすら歩いていると、心が落ち着く。ずいぶんとリフレッシュできた。出奔するまではイライラしてしかめっ面していたけれど、高崎から戻ってきてからは少し笑顔が増えたと思う。

今後もときどき、こういう短期旅行をしたいと思った。

最近のBGM

Lo-Fi HipHopというジャンルの曲をよく聞いている。

このジャンルは仕事中のBGMとしても、記事をかくためのBGMとしても、食事中でも、寝る前のひとときでも、汎用性が高い。

お金を払って買うなら、メロディアスな曲がいいけれど、BGMとしてだらっと聞くならこういう曲がいい。サブスクリプション型音楽配信サイトが増え、YouTubeなどでも音楽が豊富にあるからこそ、BGM向け音楽に親しむことができている。

昔は、さんざんCDショップの店頭で悩んで、視聴できるなら視聴して、覚悟を決めてえいやっとCDを買っていたものだ。そういう時代なら、BGMっぽい曲は到底買えなかったし聴けなかった。

YouTubeで、24時間ずっとLo-Fi HipHopを流し続けているラジオ風番組がいくつもある。

代表的なのは

とか

といったチャンネル。邪魔にならない音楽で、心地よい。集中したいときにも使える。

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください