編集後記2023年06月期

そういえば編集後記を書くのを忘れていた。ということで、ずいぶん遅刻した状態で6月に僕がこのサイトに書いた記事について振り返る。

未だに「のっとれ!松代城」の連載が終わらない。早く終わらせたいのだけど、公私共に忙しくてなかなか記事執筆に時間が取れないので短文・単発の記事を書くことばかりやって問題を先送りにしている。

子どもが成長するにつれ、自分の時間に余裕ができるものだと思っていた。しかし実際はその逆で、子どもが0歳のときよりも1歳、1歳のときよりも2歳のときの方が家族と過ごす時間が必要になった。たぶん、3歳になるともっと必要になるのだろう。

COVID-19が流行してテレワーク中心のライフスタイルに切り替わったときは、「これで記事の更新頻度が上がる。遅れていた記事の執筆がはかどる」と信じて疑わなかった。しかし実際はその逆で、どんどん執筆が遅延している状況だ。

「死ぬまでに日本百名山を全部登頂する計画」が再始動していて、6月は巻機山と斜里岳に行ってきた。これらの旅行記を記事にすると、それぞれ1か月ずつの連載になる。なので、「へべれけ紀行」に関してはもはや数年前の出来事を文章にするのがやっと、という状況が常態化しているし今後も改善の見込みはない。

つい先日、10年前に僕が書いた記事に「時代錯誤で不愉快だから記事を消せ」というコメントがついた(僕はそのコメントの一般公開を承認しなかったため、サイト上には表示されていない)。10年前の記事に「時代錯誤」と指摘するのは、その人は高度なギャグを言っているのかそれとも本気なのか、真意が読めない。

他にも、今月は「大企業勤務で生活に余裕のある人が書いた嫌味な文章で不愉快」という投稿も貰った。10年くらい前の僕は、お褒めの言葉も批判の言葉もいろいろ貰っていたのだけど、最近は殆どコメントがない。だからこうやって立て続けに批判が来たので「おっ!?」とちょっとびっくりした。

でもね、僕としてはこういうコメントに対して肩をすくめて放置するしかない。

批判を書いている人の素性や批判の動機、どこまで本気で怒っているのかそうでないのか、僕には全くわからないからだ。

たとえ僕とこのサイトを批判をする人が「私はこういう理由であなたのサイトに対して不満だ」と詳細に伝えてきたとしても、やっぱり僕は困るだけだ。その批判のバックボーンがわからないので、返事のしようがないからだ。

このサイトの中の文章について、事実誤認の指摘があれば、それが事実なら修正をする。しかし、個人的な感情を伝えてきても、その人のお気持ちを僕が理解し、その考えに寄り添うことはできない。

あなたは僕のことをこのサイトの記事を読むことで知ることができる。でも僕はあなたのことを全く知らない。この情報の非対称性は、僕にとってはとても都合が悪い。

そんなわけで、批判のコメントや投稿については、基本的にも応用的にも無視することにしている。たとえ僕が誠実にその批判に対して応えても、その人が余計に腹を立てて面倒なことになるかもしれないし、全く返事が返ってこないかもしれない。対話を行うための下地ができていないので、話が進められない。

本当なら、僕は批判のコメントもサイト上に公開したいと考えている。このサイトにコメント欄を用意する以上、ネガティブなコメントも受け入れたほうがよいと僕は考えるからだ。

しかし一方で、そのネガティブなコメントが引き金になって他のネガティブなコメントを誘発する可能性がある。また、いずれ「このコメントは掲載されるのにこのコメントは非掲載なのはなぜだ」と、掲載・非掲載の線引きで揉める可能性がある。だったら、僕は無理をして「開かれたコメント欄」を作ろうとしないで、ネガティブ要素があるコメントは一律で非掲載、および回答しないという扱いにしたほうが良い。

どちらにせよ、ネガティブなコメントをしてくる人は、メールアドレスがぱっと見て明らかに実在しないものなので、連絡のとりようがない。だから僕は、肩をすくめてそのコメントを削除するしかないのだった。

(2023.07.05)

コメント

コメント一覧 (1件)

  • ネガティブコメントへの対応に気苦労を負わされるのは時間と人生の無駄です!
    記事の更新楽しみにしてます!!
    (アンチコメントの誘発があるかもしれないので非公開で結構です。)

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