編集後記2023年09月期

英語版サイトの更新が止まっている件

春先、かなり頑張って英語版アワレみ隊OnTheWebを作成していた(awaremi-tai.com/en)。

英語対応すると、日本語ネイティブではない世界中の人に情報が届けられるのではないか、というマーケティングの思惑があったが、それよりもなによりも、新しいことをやってみたかったからだ。

しかし、今やすっかり英語版の更新が止まっている。未だに英語対応はしたいと思っているのだが、あまりにも「書かなくちゃいけない記事」の待ち行列が長すぎて、そんな暇がないというのが実情だ。

なにしろ、今年は律儀に登山に励んでいて、「へべれけ紀行」に掲載したい旅行がどんどん蓄積していっている。今年だけで「日本百名山」は6座に登頂した。1つの山の旅行記連載に1ヶ月かかるとすると、これだけで6ヶ月分の更新が埋まってしまう。それとは別にオカ・デウスがたくさんある。

溺れかけて同じ場所でもがいているような気分だ。

こうやって英語化されていない記事が増えると、ますます英語化が遅れる。結局、面倒になってあるタイミングで英語版サイトは廃止するという展開になりそうだ。

写真と僕との付き合い方の変化

8月に、これまで使っていたスマホ、Google Pixel 4aが壊れた。

新しくPixel 7aに買い替えて、そのカメラ性能にびっくりしている日々だ。

でも、とてもとても残念なことがある。それは、Googleフォトの容量無制限サービスがなくなってしまった、ということだ。

Googleのクラウド写真保存サービス「Googleフォト」はもともと容量無制限だった。しかし、ものには限度があるということで、ある時から「Googleのスマホを使っている人がスマホ経由で写真をアップロードした場合に限り、容量無制限」というルールに変わった。そしてそれも、たしかPixel5aくらいの世代で終了し、今ではGoogle謹製のスマホであってもクラウドストレージに写真を上げたら、ストレージの容量を食うようになった。

我が家におけるGoogleフォトは、もはや日常生活で必要不可欠なインフラになっている。弊息子タケの写真を実家の親と共有するのに使っているし、僕が過去に何十万枚と撮影してきた写真をザクッと検索するのに重宝している。GoogleフォトはAIで画像解析を行っているので、たとえば「誕生日」と入力して検索すれば、誕生日だと思われる写真が抽出される。同様に、「上高地」と入力すれば上高地に行ったときの写真が出てくるし、「あれっていつのできごとだろう?」と振り返るのにとても便利だ。

写真は自宅のNASにも保存されており、過去の写真を閲覧すること自体は可能だ。しかし、年月ごとのフォルダ単位で写真が保存されているので、「いつのできごとなのか?」ということを覚えていないと探すことができない。2006年なのか、2005年なのか記憶が曖昧だったら、両方のフォルダをひっくり返して、写真を探し当てないといけない。

というわけで、この1ヶ月くらいはGoogleドライブ(Gmail、Googleフォトなどすべての要素を含む)の空き容量が気になって仕方がない。1回の登山で600枚とか700枚といった写真を掲載すると、あっという間に空き容量が減ってしまうからだ。

そうなると、写真の撮り方も変わってくる。

これまでの僕は、他人に状況説明をするための写真というのをたくさん撮影していた。飲食店に行ったよ、という場合は、お店の外観、お店の入り口、店内の様子、メニュー・・・と撮影している。肝心の、食事中で嬉しそうにしている家族の写真などはほんの一部だ。

しかし、ストレージの空き容量が気になる今となっては、そういう記録写真を撮るというのが無駄に思えてきた。できるだけ枚数を絞り込みたい。真剣にそう思っている。

でも、遅かれ早かれGoogleフォトの空き容量はゼロになる。その時、どうやって対応するかをまだ全く考えていない。

Googleにお金を払って、2TBほど容量を確保する、ということも選択肢の一つだ。そのかわりにNASの運用をやめる。NASのハードディスクは2年弱で壊れて交換することが多いので、そのコスト(8,000円~10,000円程度)と毎日の電気代を考慮すると、クラウドに依存するのも悪い話ではない。

しかし、一旦クラウドにデータを預けてしまうと、人質に取られたようなものになる。「やっぱりやめたい」と思った時に、莫大なデータを一旦引き取るための受け皿が自分の手元にないため、途方にくれることになる。それを考えると、NASの運用はしておいたほうが良い気がする。

このサイトの記事中広告について

2023年10月1日から、広告記事であるにもかかわらず広告表記がない記事、いわゆるステマ記事は景品表示法違反に問われることになった。

https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/fair_labeling/stealth_marketing/

世のwebサイトにはステルスではなくても広告記事が多くある。個人ブログ界隈は特にそうだ。

一方で、このサイトは一切ステマが存在していない。記事中にAmazonや楽天などへのリンクが貼られていることがあるし、商品を紹介する記事もいくつかある。でも、幸か不幸か当サイトには企業案件が一切ない。そもそも、商品を褒めていない商品紹介記事もある。

今後、インフルエンサーたちに自社商品や金品を提供し、宣伝をしてもらってきた企業は大変だ。なにしろ、消費者庁はこう言っている。

規制の対象となるのは、商品・サービスを供給する事業者(広告主)です。
企業から広告・宣伝の依頼を受けたインフルエンサー等の第三者は規制の対象とはなりません。

令和5年10月1日からステルスマーケティングは景品表示法違反となります。

つまり、ステマ記事を書いた・掲載したサイトや個人に責任が問われるのではなく、広告主側に責任があると言っている。こうなると、今後広告主はインフルエンサーに商品宣伝を依頼する際は、「いいか、ちゃんと広告案件だということを明確に伝えてくれよ。でないと当社が責任を取らされるんだぞ」と念押ししなければいけない。

または、今まで以上にステマが巧妙になっていくのかもしれない。まあー、どっちにせよこのサイトには関係のない話だけれど。

今月のBGM

Takuya Nakamuraのパフォーマンスが最近のお気に入り。このミュージシャンについては全く知らなかったのだが、たまたまYouTubeで発見して「へえー、すごい」と思った。DJプレイしながら、トランペットを吹くというパフォーマンスは他に類を見ない。

(2023.09.30)

コメント

コメント一覧 (4件)

  • 我が家も6月末に、家族のスマホデビュー&自分の買い替えでPixel 7aを2台購入したところです。
    で、7aなんですが、おかでん隊長はロック解除はどうされてますでしょうか?
    というのも自分は顔認証と指紋認証(と、パターン入力)にしてるんですが、指紋認証がとにかく通らないんです。同じ指を何パターンも登録しても改善せず。かなりの確率でパターン入力を求められてしまいます。
    顔認証は爆速で大満足なんですが、指紋認証だけは前使ってたLG Style (L-03K)のほうがずっとよかった。
    指が乾燥していると通りにくくなるという噂を聞いて、「ハーッ」と息を吹きかけてから試したりもしたんですが、多少マシになったかな、という程度でストレスはほとんど軽減されてない状態です。
    もしも何かいい対策がありましたら教えていただけたら幸いです。指紋認証使ってないよ、ということならスルーしていただければ。

  • 一平ちゃん>
    Pixel7aは指紋認証と顔認証を使ってます。
    指紋認証は特に使い勝手が悪いと感じたことはないです。液晶保護フィルムを張っていないからかもしれないです。顔認証は、メガネを外している時だとまったく認識しないですね。

  • 返信ありがとうございます。フィルムを貼る前から認証通りにくかったですし、対策としてネットで挙げられてる保護フィルムモード的なのを有効にしても改善しないんですよね。登録し直してみたりとか、もう少し色々試してみようと思います。

  • 一平ちゃん>
    指紋認証も顔認証も便利な反面、うまくいかないことが多いのが悩ましいですね。
    いずれは、「念」を自分の脳から送れば、それでロック解除されるとか、「トトトン、トトン、トン」みたいに指でリズムを刻むとロック解除されるとか、そういう別の認証方式が出るかもしれませんね。

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