信州新蕎麦ツアー2

半月ちょっと前に、アワレみ隊ツアーとして信州新そば食い倒れ企画『そば包囲網突破作戦』を二泊三日の行程で完遂したばかり。

なのに、またもや信州にとんぼ返り。信州新そば食い倒れ企画その2『蕎麦・戦士』が11月22日から24日の日程で行われたのどぅわ!参加したのは、そば食い人種おかでん、しぶちょおの2名。

前回は安曇野・戸隠・松本の新そばを制圧。今回は、長野から北西方面を中心に巡礼となった。長野、小布施、須坂、信濃、飯山、野沢温泉・・・。

結論:すんません!われわれが悪うございました!

いやあ・・・まいった。あれだけ蕎麦が好きで好きでしょうがねぇぜ、旨い蕎麦さえ食べられれば俺は犯罪でもなんでもやるかもしれないぜというくらいのわれわれなのに、なのに・・・

「もうしばらくそばはいいやって感じ」(しぶちょお談)

と言わしめた、そんなディープな2泊3日でごぜーました。蕎麦喰い人種行動観察という連載を持っているおかでんでさえ、「いやその意見には全くの同感だ」と肯かざるを得ない状況。恐れ入った!その証拠に、先ほどコンビニに立ち寄ったときにお総菜コーナーで発見したざるそば、見た瞬間気持ちが悪くなってしまった。

この2泊3日で訪れたそば屋は、10軒。

店主と奥さんが自分の蕎麦に自信満々で、延々と「いかに自分のそばが旨いか」を力説するお店。客から乞われない限り、自分の蕎麦の自慢を繰り返すのはあまり感心しませんよ。

見た目は地味ーなそば屋なんだけど、どさくさに紛れてすこぶるおいしいお店。でも、ビールを頼んだら缶で出てきたのには驚いたな。しかも、使い捨てのプラスチックコップが添えられていたし。

創業から80年以上経っている老舗のお店。長続きするお店イコールおいしいお店じゃあないのですね。

製粉屋からの転身でそば屋を始めたお店。こういう前歴って、お客に過度の期待を抱かせてしまうから辛いよね、ちょっとでも味がイマイチだったら、すごく騙された気になってしまう。

とまあ、そばそばそばな生活を送っていたんだけど、なんでそんなに疲弊してしまったのかというと、北信濃地域のそばは量がべらぼうに多い!多すぎる!一日に4食とか食べ歩きをしているわれわれにとっては、拷問に近いくらい多いのであった。土下座バイキング野郎おかでんにしてみればまだ耐えられる量だけど、胃腸が弱いしぶちょおは修行以外の何物でもなかった。悶絶しながら食べ続けていたぞ。

そんな中、「笑っちゃうくらい旨い」の域を通り越して、「すごい」と絶句してしまうそばに出会えたのは大収穫だった。あまりに凄すぎて、蕎麦の範疇からちょっと外れてしまうんじゃないか、そんなことを食後真剣に議論してしまったくらいうまいそばだ。

このそば屋の名前は、敢えて出すのはやめにしたい。あまり客が来て欲しくない、心底そう思ってしまうくらいにうまかったからだ。どうしても食べたい人はガイドブックを調べるといいでしょう。ガイドブックにはよく取り上げられているはずだから。

でも、でも。このお店、一日に入れるお客の数は36名まで。しかも、総入れ替え制を取っていて、一度に18名が入店でき、2交替で店じまいだから凄まじい。この蕎麦にありつけるだけ相当ラッキーだ。土日などは開店2時間以上前から並ばなくては絶対にありつけないだろう。僕らは平日に訪れたので大丈夫だったけど・・・。

店主一人でオーダーから調理からサーブまでやっているので、18名のお客は同じ時間に同じ料理を食べることになる。そばがきを頼んでいればまずそばがきが出てくるんだけど、そばだけ頼んだ人は他のお客がそばがきを頂いている間ひたすら待つ羽目に。で、そばの準備ができたらお客全員にそばが行き渡り、みんなが同時にそばを食べることになる。ちなみに、入店からそばが出てくるまでが約1時間。お酒が飲めない人、せっかちな人はとてもじゃないが間が持たないだろう。あ、あと当然禁煙なので、ヘビースモーカーもダメだな。

結局、入店からそばがき→そば→そばぜんざい、と3品を食べて退出するまで、1時間半もかかった。それでも時間は長いと感じなかったなあ。次はどんな形で僕らを驚かせてくれるんだろう、という期待で間が十分に保つのだな。

このそば屋、ホント「そば道」って感じがした。お客も、「カネ払うんだからうまいもの黙ってくわせろや」みたいな傲慢な態度ではなく、身をただしてそばに向かうべきだとおもったし、それが自然にできてしまう雰囲気だった。

・・・と、ここである程度紹介記事を書いているのは、この旅行について掲載されるであろうアワレみ隊活動記録蕎麦喰い人種行動観察の両方とも更新が進んでおらず、この話題を取り扱うのは何カ月後か・・・となってしまうから。とりあえず速報としてここでご紹介、ってわけだ。

(2000.11.25)

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