吉原探検

吉原大門跡

吉原は江戸時代から続く花街。今でもそういうお店が立ち並ぶが、歌舞伎町などのけばい繁華街とは違い、おとなしい。

この地に足を踏み入れるのは数度目だが、毎回「なんだか違った空気感」に心拍数が上がる。

ここはものすごく交通の便が悪い。元々そういう場所だから、花街が作られたという経緯もあるが、今も昔もそれは変わっていない。 吉原の表玄関であった吉原大門は、江戸の中心から一番遠いところにあるし。

このあたりの歴史や、今も残る道路の形とか調べるといろいろ面白いけど、ここでは割愛。

ここにある特殊浴場は、違法である「売春」スレスレのことをやっている。 店頭には、「入浴料」という記述があるだけのお店が多い。4000円とか5000円とかで、案外安い(?)。

これはあくまでも、お店のスタンスは「女性が背中を流すサービスを提供している」からだ。 しかし密室の中の男女のこと、サービス提供中にどんな感情が芽生えてどんなことをしようとお店は感知しませんよ、というわけだ。

で、実際は入浴料に加えて、お店の女性と「自由恋愛」の体でお金を支払うことで、性交渉ができるという仕組み。

もちろん警察や自治体からもお墨付きを得ている営業ではある。しかし、微妙な位置づけの業態であるのは間違いない。 そのため、新規に開店するのは無理らしい。既存のお店は今あるお店をしぶとく改築改修し、営業を続けているといううわさだ。

僕の知り合いで、吉原通いを趣味にしている人がいる。 その人は、お店に予め電話をするそうで、するとJR山手線の鶯谷駅まで送迎ハイヤーがやってくるのだという。

吉原には、喫茶店がたくさんある。 しかし、店内を覗くと、普通の喫茶店ではない雰囲気であることに気がつく。 ここは、単にお茶を飲んだりくつろいだりする場ではなく、「無料案内所」としての意味合いを持つ。

吉原という町名はもう残っていない。このあたりは千束という地名になってしまっている。 唯一残っているのが、交差点名として「吉原大門」というのがあるだけだ。

デリヘルなどが隆盛しているこのご時勢、吉原のこれからはどうなっていくのだろう。

(2014.06.21)

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