刹那的な散財ばかりやっていると思われがちの僕だが、実は結構長期にわたり投資をやっている。米ドルMMFを皮切りとするなら、かれこれもう17年くらいはやっていることになる。
これ以上出世による家計の増収増益は見込めないので、だったらもう、「お金にお金を稼いできてもらう」しかない。
そんな様子を見た人が、「おかでんさんならFPの資格は勉強しなくても取れるんじゃないか?」と言う。さすがにそれは言いすぎだと思うが、さらーっと参考書を斜め読みすれば受かるかもしれん、という気にさせられた。
・・・そんな甘い気持ちで、試験範囲さえまともに理解しないままに受験料を払い込んじゃった。 で、勉強してみたのだけど、なんだよこれ。ガッツリ勉強しなくちゃいけないじゃないかこのやろー。
さすが国家資格、甘いものではなかった。
もちろん、これまで培ってきた知識の上乗せ、というのが出題範囲の大半なので、取り付く島がないというレベルではない。そして、学ぶことがいちいち自分の生活に直結する内容なので、「なるほどー」「へえええ」「そうなのか!」だらけだ。とても楽しい勉強だったと思う。
試験ははっきりいってチョロい。覚えるべきことは多岐にわたる資格なんだけど、肝心の試験問題は二択または三択で、知識が曖昧でも回答できる。 学科試験は2時間なのだけど、40分で解答終了。あとは寝て待つ。 実技試験は1時間、でも20分で解答終了したのでまた瞑想タイム。
ちなみに受験者は男性6割女性4割くらいの印象。年齢は、20~30代が大半。とんでもない数の受験者で、この人たちは合格したたいったいどうするんだろう?と気になった。僕同様に腕試しに試験を受けたのだろう。
その日のうちに自己採点してみて合格を確信したけど、「この程度の知識じゃ、まだまだ役に立たないなあ」とため息が出た。3級試験に余裕で100点満点を取るくらいスラスラと丸暗記できないと、人に助言なんてできない。
なにしろ、お金のことについて助言を求める人なんて、たいていが一筋縄ではいかない家計だ。相続が、とか子供の教育費が、とかローンが、とか複雑に絡まりあっている。それをどう最適化するかというのはひたすら実際に場数を踏んでいくしかない。
さらに上を目指してFP2級を目指すかどうか、今後ちょっと考えたい。FPとして開業するつもりがあるわけではないので、あまり意味はないのだけど。
ちなみに僕が現在持っている資格 は以下の通り。
- 日本赤十字社特別社員
- 自動車運転免許
- アマチュア無線4級
- 初級システムアドミニストレータ
- ビジネス・キャリア検定(2級労務管理)
- FP技能士3級
見事なまでにそれぞれに脈略がないのに今更びっくりした。今度は、酒が飲めないのにソムリエの資格を取るとか、さらに無茶なことをやってみようか?
(2017.05.28)
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