何十年ぶりだろう?上野動物園にやってきた。
これまで、隣接する東京都美術館には何十回と訪れているのに、完全にこの動物園を見逃していた。おそらく今回訪れるのは幼稚園の時以来だ。
もちろん、子供のときの記憶なんて殆ど残っていない。でも、たぶんそのとき見た動物に対する驚きや興奮は、僕の根底に残っているのだろう。
パンダは40分待ちの行列だったので、並ばなかった。暑すぎてそんな気にはなれない。
ざーっと見て回ったけど、実は一番面白いのはニホンザルなのではないか?という気がした。どこの動物園でも見かける、ありきたりの猿山。でも、猿たちは常に動き続けているし、動きが複雑だ。白熊のように動いてはいるけれど右往左往しているだけ、というのとは訳が違う。
あとは、カワウソが面白かった。水に入ったり出たりを繰り返し、何やら楽しそうだ。ペンギンもなにげに愉快だった。やはり、動き回っている動物を見るのは楽しい。
とにかく、これだけ暑いと動物も大変だ。どういうモチベーションで生きているのだろう。「なぜ、この世に生まれてきたのか」みたいな哲学は、動物にはないと思うけど、これだけ暑けりゃちょっとは考えるんじゃなかろうか。
(2018.08.12)
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