テレワークで首が回らなくなった貴方へ。肩こり・頭痛を素早くリリースしてくれる「マッサージガン」を強くおすすめしたいッ!

あらかじめ言っておくが、別に僕はこのメーカーから便宜を図ってもらったりはしていない。なのでステマではなく、純粋に漢おかでん46歳が「おおおお!?」と思ったので記録として文章にしている。

「なんだこの文章、ステマじゃね?」と思いながら読むのと、「へえ、そうなんだ?」と思いながら読むのとでは見え方がぜんぜん違ってくるだろうから、冒頭に態度表明しておく。

紆余曲折がありながらやっと購入したマッサージガン。これで劇的に自分の首肩背中、時には腰のハリが改善すると信じるほどお人好しではない。対処療法の付け焼き刃にしかならないことは承知している。でも、その「付け焼き刃」であっても欲しいのですよ、一度欲しいと思ったらどうにか手に入れたいのですよ。目新しいものであれば、なおさら。

これがソワソワしながら到着を待ったマッサージガン、「MYTREX REVICE」。手提げケースがついていて、いろいろなパーツが1セットに収納できるのがありがたい。ちなみに、ハイパーボルトの場合はケースが別売りだ。

これがマッサージガン。「電動ドリルのような形をしている」という意味がわかってもらえると思う。

さすがにずっしりと重たく、長時間片手で持ち続けるのはしんどい。軽いにこしたことはないのだけれど、激しくヘッド部分が動くことを考えると剛性がしっかりして欲しい商品だ。そのため、ある程度の重たさは必要だと思う。そして、バッテリ駆動の製品のため、バッテリ容量と重さはどうしてもトレードオフになる。重たい=長時間動かすことができる、と思いたい(本当かどうかはわからないけれど)。

ガンの背面に電源ボタンがある。ボタン類はこれだけ。電源長押しでスイッチが入り、そこから電源ボタンを押す都度強度が変わる。最大5段階。

この手のマッサージガンをあれこれ商品比較してみると、「3段階」の商品や6段階、果ては20段階の商品などいろいろある。じゃあ、細かく力加減が調整できる商品がエラいのかというとそういうことはなく、実際には3段階あれば十分だと思う。そんなに細かく力加減の調整はいらない。

力加減といっても、変わるのは「1分間に何回振動するか」というものだ。音楽でいったら、4分音符だったものが8分音符、16分音符と小刻みになるのと一緒で、ヘッド部分が前後に動くストロークが変わるわけではない。

面白いもので、「こういうマッサージ器具は怖いので、一番弱い設定で・・・」とやると、むしろ筋肉に負担がかかることもあった。ヘッドが、押し当てた皮膚の上で跳ねて暴れるからだ。それよりも、もっと小刻みに振動させたほうが筋肉へのアプローチが適切になることが多かった。この製品に関して言うと、力加減は2ないし3が、僕には合っている気がした(個人差はあると思う)。

充電はUSBのType-Cなのでありがたい。独自のコネクタだったらACアダプタを持ち歩かないといけなくなるので面倒くさい。これなら、寝室でもリビングでもダイニングでも外出先でも、使うたびに充電ができる。

ちなみに、バッテリの持ちは3時間程度だと聞いている。でも、フルで使い切ったことはこれまで一度もない。かなりの刺激を身体に与える製品なので、夫婦で使ったとしてもそんなに長時間は使わないからだ。外出先に持ち出したいと考えているなら、念の為に大容量のモバイルバッテリを持参すると良いのかもしれない。泊りがけの登山で、幕営地で足腰のケアに・・・とか。いや、こんな重たいものを山にわざわざ持っていくのはやめておいたほうが良さそうだ。防水加工されているわけではないし。

ちなみに、「梱包重量」ということで1.5キロ。本体重量ではないので実際の重さはわからないけれど、1キロは余裕でオーバーしてくる。ためしに旅行先に持参してみたけど、かばんがずっしりと重たくなった。おかげで肩が凝るという、なにをやっているんだかわからない結果に。

この手の商品の特徴は、ヘッド部分にいろいろな形のアタッチメントを取り付けることができる、ということだ。だいたい、格安品から高級品まで、似たようなアタッチメント構成になっている。5ないし6種類、といったところか。

しかし悩ましいのが、これらのアタッチメントをどう使い分ければよいのか、殆ど解説がないということだ。いろいろな商品の紹介をAmazonなどで見てみたけど、バシッと「このアタッチメントはこういう動きをするので、こんな部位におすすめ」と明確に謳っているものがない。ただなんとなく、ぽやんと「こういうところに使うっぽい」という写真が使用例として掲載されているだけだ。

やたら細かくアタッチメントを用意している割には、使い分けの解説がないので困ったものだ。実際にあれこれ自分の身体で試してみるしかない。

さすまたのようなY字型をしたアタッチメントなんて、どうすりゃいいんだ。大捕物でもするか?

いろいろアタッチメントを切り替えながら使ってみた僕の感想を、これから書いていく。個人差があるのは言うまでもないし、体調によっては推奨できないこともあるので、安易に真似はしないで欲しい。正解というのは人それぞれだ。

結論としては、「どれも使えるぞ、こりゃあ」というものだった。どうせコイツはただの飾りもの、というのが1個か2個混じっていると思っていたのだが、どれも愛しい存在だった。恐るべし、マッサージガン。

まずはこれ。チョコレートファウンテンのような、きのこの笠が2つ積み上がったような形をしたアタッチメント。おそらくこれが一番利用頻度が高いものだと思う。

ゴム製であり、ズドドドドとやってくる刺激の当たりがやや柔らかいのが特徴。そして、カーブを描いているので、適当に身体に押し当てても痛くならない。杖の先みたいな形をしたアタッチメントの場合、的確に狙ったところに押し当てないといけないのだけれど、これならテレビを見ながら雑に扱っても大丈夫。

ゴム製なので、筋肉の深いところまで振動が響かない感じがする。そのかわり、気軽にわーっと体中くまなくマッサージができる。コイツが不向きな場所はないくらいだ。

マッサージガンを使い始める時のスターターとして用いるとよいと感じた。これでまずは筋肉をほどほどにほぐして、それから次のアタッチメントに切り替えればよい。

【非推奨】メーカーはこの使い方を認めていません

僕がテレワーク疲れで頭痛がくるようになっていたので、側頭部もどうにかしたい。そんな時、このゴムのアタッチメントはちょうど良かった。力加減は弱めで、そして耳の上から後頭部にかけて、弧を描くように頭皮をなぞる。すると、頭皮の下に薄く存在する筋肉が「そうなんだよ、実は凝ってたんだよ俺たちも!わかってくれるのか!」と喜びの声をあげるのがわかる。

これはすごく気持ちいい。

側頭部から頭頂部に向けてアタッチメントを動かしていくと、頭のてっぺん近くまで凝っていることがわかった。しばらくマッサージガンを使っていると、頭をほぐしただけなのに首から肩にかけてすーっとチカラが抜けていくのがわかる。

なお、血圧が高い人とか、糖尿がある人とか、そもそも年齢が高い人とか、頭に刺激を与えるなんてもってのほかだ。メーカーも「頭には使うな」と取扱説明書に明記しているし、真似をしないように。僕は基礎疾患がないし、「少しでもラクになりたい」一心んで清水の舞台から飛び降りた気持ちで今これをやっている。安易にやるものじゃない。

それにしても良かった、坊主になってボルタレンテープを頭に貼ることを回避できた。危ないよな、テレワークが増えると、「坊主にしちゃってもいいんじゃないか」とか、悪だくみをあれこれ考え始めてしまう。

杖の先のような形をしたアタッチメント。

おそらくこれがマッサージガンとしては一番効果的なものだと思う。さっきのものと比べて、筋肉に与えるインパクトがずっと大きくなる。

マッサージガン

ずんずんと毎分3,300回の振動が筋肉に伝わるのは圧巻。

ただし刺激が結構ピンポイントにくるので、深層までアプローチできる反面、扱いが若干センシティブになる。皮膚に対して垂直に当てないとズレたり、跳ねて暴れたりする。

肩甲骨の内側(菱形筋があるあたり)がよく凝るのでぜひなんとかしたいけど、一人じゃ無理だろうなあ、パートナーにいちいちお願いしてやってもらわないといけないかなあ、と思っていた。でも写真のように、なんとかなるものだ。

気持ちよさを追い求めるあまり、肩がよく動くようになった気がする。それはマッサージガンでほぐされたからではなく、「もっと気持ち良い角度に!なんとか!」と頑張った結果だ。

アタッチメントの中で一番デンジェラスなものがこれ。先が尖ったもの。

先程の「杖の先風アタッチメント」よりもさらにピンポイントに働きかける。自分の身体のツボやトリガーポイントを把握できていれば、そこにぐっと押し当てるとすごくいい。

首の付根あたりのトリガーポイントを発見し、マッサージガンを押し当ててご満悦中のところ。かなり深くまでアプローチできるので、1分ないし2分そのまま続けるとずいぶんイイカンジにほぐれる。

ただしこれは、場所だけでなく押し当てる向き、深さなどものすごくセンシティブだ。人にやってもらうのは難しいと思う。自分の感覚をふまえて、微調整をしていくことになる。

ここまでやると、根本的な凝りはほぼほぐれる。

これ以降残り2つのアタッチメントは、僕にとっては若干おまけの要素がある。

まずはこれ、丸いアタッチメント。硬い、弾力が殆どないスポンジ状のものだ。丸いので、筋肉の表面に浅くアプローチするのがやっとだ。そのせいもあって、あまり効いた感じはしない。これをどう使いこなせばよいのか。しばらく悩んだ。

ちなみに「筋肉の表面に効くのならば」ということで頭に使ってみたら、表皮の上でボコボコ跳ねまくり、超高速でボクサーにパンチを受けているような状態になった。自分を罰したくなったらこれを使うといいけれど、そういう意図がなければ頭に使っちゃだめだ。

使いみちがない、と思ったけど、ふくらはぎにはものすごく効いた。むしろふくらはぎならこれ一択、といっていいほどだった。

ふくらはぎって、揉まれると気持ちが良い隠れ凝りポイントだ。足がむくみやすい人ならなおさらだ。しかし、揉む場所とかチカラ加減というのは非常に難しく、他人のふくらはぎを揉むと「痛い!」などと言われる。

しかしこれを自分でやると、結構イイカンジでふくらはぎをマッサージできる。人にやってもらうよりもはるかに気持ちが良いのではないかと思う。自分でやるのが面倒、という人にはどうしようもないけれど、自分でやる甲斐はあると思う。

最後に、さすまた型のアタッチメント。なんか「うなじ・腕」などに良いようだが、実際には少々難しかった。ぴったりと頚椎・胸椎にこの型がはまらないと、骨にあたって痛い目にあう。コントロールが難しい。

しかし、適当に脇腹とか身体のあちこちをこれでなぞってみたら、これが案外いい。凝っている部分をほぐす、というのとはちょっと違うけれど、「あれっ、こういうところを刺激されるとなかなか気持ちが良いものだな」というポイントが体中にあることがわかった。脇腹なんて、マッサージ屋に行っても施術されない場所なのに。

あと、大胸筋や小胸筋の端っこ、腕の付け根あたりもこれでやるとかなりイイカンジだった。筋肉の末端部分で、筋肉が細くなっているところにこのYの字部分を押し当てて挟むようにすると、両側から刺激が伝わって心地よい。

パソコン作業などで背中が猫背になっていると、胸筋は縮こまってしまっている。肩こりを治したければ、胸まわりをほぐすのは実は大事なことだ。でも、マッサージ屋さんではあまり仰向けでの施術をしてくれない。しかしこのマッサージガンさえあれば、自分でその分をフォローできるので大丈夫。

というわけで、特にこの話にオチはないのだけれど、すばらしいものに出会ったと思う。仕事をしながらマッサージガンを使う、というのは片手がふさがってしまい無理だけど、せめてテレビを見ている時くらいは毎日使っていきたいと思う。

久々にエキサイティングな体験をしたので、備忘録として記事にしてみた。肩こりなどに悩んでいる人は、ぜひ一度試してみて。人によっては気にいるかもしれない。

(この項おわり)

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