peak designの「capture」を買って登山の際にシャッターチャンスをもう逃さないぞと決意を新たにする

弊息子が1歳を越えてきたことだし、そろそろ登山を再開しようと思って動き始めた。

パートナーのいしが、僕の「死ぬまでに日本百名山をすべて登りたい」という願いを後押ししてくれて、「だったら行ってくればいい」と言ってくれている。

そんなわけで2022年は浅間山、恵那山を登ったわけだが、どうにもぎこちないことがあった。

それはカメラの取り回しだ。

これまでの僕はコンデジに取り憑かれた人状態で、いつでもどこでもコンデジを持ち歩いていた。それこそ海にも山にも都会にも田舎にも持ち歩いていたため、1年に1回は壊してまた買い直す、を十数年も続けてきた。

しかし現在は富士フイルムのミラーレス一眼カメラ「X-T20」を使うようになった。スマホのカメラはあくまでもX-T20の補助だ。

僕にとってのコンデジ遍歴に終止符を打ったのは、ソニーの「RX100 Mark3」だった。

これはとてもよくできたカメラで、暗所でもよく撮れたし全体的にパキッとした画作りは好きだった。これまで十数台、富士フイルムのコンデジ一辺倒だったので唯一の浮気だ。

しかし、これも2年強で調子が悪くなってしまい、「さて、買い換えないと」となったときに代替となるものが見つけられなかった。というのは、コンデジ市場自体が縮小してしまい、選択肢が減ってしまったからだ。

こちらとしては「数万円程度」でそこそこイイやつが買えると嬉しい、という考えなのだが、そんなものはもはやマーケットに存在しなかった。スマホカメラがその界隈を一掃してしまったからだ。

残されたのは、10万円を超えるような高級コンデジか、工事現場や水中でも使える、といった用途がガッチリしたコンデジだった。つまり僕にとってはあまり魅力的ではない、というものだった。

そもそも、RX100の第3世代機(Mark3)を買った時だって、すでにソニーはMark5を発売していた。2世代型落ちで安くなったものを買うのが、僕の財力ではやっとだった。そしてもう一度、「2年程度で壊れる可能性大」なものとしてRX100を買うのは無理だった。

その結果、デカいのはイヤだなあ、と思いながらも買ったのがミラーレス一眼、X-T20だ。(現在は終売。中古品のみ流通している)

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APS-Cというセンサーサイズ規格のカメラなので、いわゆるフルサイズ一眼と言われているものよりは小さい。それでも、レンズは交換式で別売りだし、これまでのコンデジよりはるかに大きい。

わかってはいたものの、このカメラを登山に持ち込むと、とてつもなく邪魔だった。

写りはすばらしい。さすがごつい本体とレンズなだけある。デカさには意味がある。

一方のスマホカメラは、画像をスマホの画面サイズで見るにはご機嫌なクオリティだけど、PCの画面で写真を見るとワザとらしい画作りなのがバレる。風景も、人物も、一眼カメラと比べると「塗り絵」のように見える。

つまり、スマホカメラだと細かい色のディティールが再現できておらず、べったりして見える、ということだ。

それはそれでポートレートのときは「老いた人の醜さ」をごまかしてくれるので良いのだけど、1歳児のように肌が透き通っている被写体や絶景を撮影する場合、スマホカメラだともったいない。

そんなわけで登山の際は当然一眼カメラを持参することになる。とはいえ、カメラをストラップで首からぶら下げていりゃ良いってもんでもないことを思い知る。

というのは、大きなレンズを本体につけて首からぶら下げて歩いていたら、カメラとレンズの接合部(マウントという)が壊れてしまったからだ。その修理に2週間・2万円弱かかったのは痛い出費だった。それ以降、首からぶら下げて歩くにしても、カメラは片手で支えながらという姿勢になった。

これがなんとも邪魔くさい。

登山の最中はダブルストック使用で両手がふさがっているのでカメラを持つわけにはいかない。じゃあカメラをポーチにしまっておこう、となると、いざ「あっ、これを撮りたい!」と思った時に時間がかかる。特に最近はスマホの登山用GPSアプリで現在地を確認しながら歩いているので、ますます手が足りない。千手観音とまではいわないけど、阿修羅くらいの手の数がほしいくらいだ。

恵那山登山のときは、氷点下近くの夜明け前に山道を歩きながら、手袋をはめ、ランタンを手にし、なんやかんやで手元がゴチャゴチャしている中での撮影で本当に参った。

登り始めのときから下山のタイムリミットを心配しなくちゃいけない長丁場の登山だったこともあって、カメラの取り回しに時間がかかるのはストレスだった。

シャッターチャンスを逃してしまうこともイヤだけど、「撮れるようになるまで時間がかかる」のがもっとイヤだった。

そんな経験から、2023年シーズンからはちゃんとカメラを外付けで固定できるものを買った。

それがこれ。

Peak Designというメーカーの「capture」という商品。

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どういう使い方をするか、というのはパッケージの写真を見たまんま。僕が追加で説明することは特に何もないレベルでわかりやすい。

Captureは、Peak Designが開発したカメラアクセサリーの1つで、カメラを身軽に持ち運びながら素早くアクセスできるようにするための便利なアイテムだ。

カメラストラップの代わりに使用することができ、カメラをベルトやバッグに取り付けることで安定した位置に固定することができる。カメラをいつでもさっと取り出せるため、素早い写真撮影ができるのがメリット。

最近、アウトドアのシーンでショルダーベルトにカメラを装着している人をよく見かけるようになった。すべてがcaptureかどうかはわからないが、この手のカメラ固定具を検討する際に真っ先に検討対象となるメーカーだ。

形がそっくりで激安な類似商品はネットで探せばそれなりに出てくる。しかし口コミを読む限り、やっぱりcaptureの方が良いらしい。確かに、カメラという高額な精密機器をショルダーベルトに固定するのだから、出自の怪しいメーカーのものは使いたくない。うっかり固定が外れてしまうと、カメラが落下して故障してしまう。

僕が買った2023年1月末時点では、流通が混乱していたようだ。Amazonでは並行輸入品が変な高値で売られていたので、僕はビックカメラで買った。購入する際は注意が必要なのかもしれない。

「なんかよくわからないけど、ザックのショルダーベルトにカメラをカチッと固定できるやつ」という理解しかないまま、商品を買った。

ChatGPTにcaptureについて解説をしてもらったら、こういう答えが返ってきた。

アルミニウム製で軽量でありながら、重量を支えることができるように設計されています。また、クイックリリース機能を搭載しており、カメラを簡単に取り外すことができます。さらに、カメラを取り付けるプレートは、Arca Swiss互換であるため、Arca Swiss互換の三脚や互換アクセサリーとも互換性があります。

なるほど。

箱を開けると、中には「本体」とも呼べる部分と、カメラ三脚の雲台に取り付けるための四角いプレートで構成されていることがわかる。

でっかいネジが2つ、目ん玉のようについている「本体」をザックのベルトに固定する。

そしてプレートをカメラの三脚ネジ穴に固定。

本体のミゾにプレートを滑り込ませることでお互いはカチッとロックされる。つまり、プレートに取り付けられたカメラがザックのベルトにぶら下がる。

外すときは、本体の左側にあるボタンを押せばロックが解除され、すっと取り外せる。

「なんだ、単にその程度のものか」とは思う。それにしては13,000円程度と信じられないくらいに高い。

それでも、このエレガントに滑らかかつカチッとはまったときの安定感は、値段相応なのかもしれない。

まあ、それでもブランド代が相当乗っかっているとは思うが。

たぶん、安物の類似品だと、もっと動きがぎこちなかったりするのだと思う。使ったことがないので推測だけど。いやもう、Peak Design買っちゃったから、あとは安物を積極的にけなしていくしか僕の精神の安定が保てない。

ここまで来てもまだこの商品の構造がよくわかっていない。

わからないで買うなよ、と思うが、この手のギアを実店舗でお試しできる場所なんてなかなかないのでしょうがない。たとえばビックカメラの店頭販売では、Peak Design商品は全部鍵付きガラスショーケースに格納されていた。

この本体をどうやってザックのベルトに固定するのだろう?

答えは、本体を横から見て納得した。あ、なるほど、ベルトを通すための隙間が空いている。この隙間の間隔をネジで調整することで、ベルトと本体を固定するわけだ。

本体は写真のように動く。

両方のネジを外してベルトに脱着するのは手間だけど、片方のネジだけ緩めて装着や取り外し、ポジションの微調整ができるようになっている。

なお、マットなクローム色でかっこいい色だけど、何度か使っていると塗装がどんどん剥げていく。きれいなのは最初のうちだけだ。

アルカスイス準拠のプレートをカメラに装着する。ネジ穴に装着する際は六角レンチが必要となる。

これ、次の山行のときに困ってしまった。「あっ、カメラのバッテリー交換ができない!」と。

X-T20の場合、プレートとバッテリーのフタとが干渉する位置にあるのだった。

結果的に、今僕が山に登る際は、頻繁にモバイルバッテリーをカメラに繋いで給電している。我ながらダサい運用だ。

手元にあった小型のショルダーバッグのベルトにcaptureを固定してみたところ。

へえ、薄手のベルトだけどしっかり固定できた。歩いているうちにずり落ちるということはなさそうだ。これは頼もしい。

なお、登山ザックのように厚手のショルダーベルトの場合は、本体のネジを長いネジに交換することで対応できる。

これで街中でもいつでもシューティング(撮影)ができる!

スマホの利便性にかまけなくても、ちゃんと一眼でスナップを撮影できる!

と喜んだのもつかの間、すぐにカメラの重みでベルトがぐにゃーんとたわんだ。あらら。

これでも使用はできるのだけれど、「撮りたいシーンがあったら素早くカメラを身構えることができる」ための体制にはなっていない。ちょっと実用的ではなさそうだ。

小柄なAPS-Cカメラでさえこの状態なのだから、もっと大きくて重たいフルサイズカメラだとさらに重さにベルトが負けるだろう。

やっぱり両肩に背負うタイプのザックのショルダーベルトに装着するのが正解らしい。

とはいってもいつもザックを背負って街を歩いているわけじゃない。日常生活でザックはオーバースペックだし、電車の中とかお店の中など、ザックを下ろしている時間も長い。

登山のときはザックにcaptureを装着するので十分だけど、街中スナップ用としては別の対策が必要だ。

そこで購入したのがこれ、同じくPeak Design社製のpro pad。

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これも流通が安定していないようだ。

正規品だけどえらく高値で掴まされたり、バッタ物に手を出してしまうかもしれないので買う際は注意が必要っぽい。

この「pro pad」は、主に腰のベルトにcaptureを装着するための「薄い板状のもの」だ。

もともと、腰ベルトにそのまんまcaptureを取り付けることは可能だ。しかし、それをやるとカメラが90度横を向いた状態になって着脱しづらくなる。また、レンズが進行方向正面を向いていたら、「盗撮?」と疑われかねない。

なので、ケチって「腰ベルトそのものにcapture」はやめたほうが良いと思った。

腰にpro pad+captureを装着してみたところ。

うん、いい感じ。

下から見上げたところ。

まるでガンマンが腰のホルスターに自慢の銃を格納しているように、右腰のちょうど良い高さにカメラが固定されている。

captureの出来がよいので、本当にすっとカメラを取り外し、撮影に向けて身構えることができるのでありがたい。

ただ、問題はいくつか。

このときゴム製のベルトを使っていたのだけど、ベルトがカメラの重さに負けてヨレた。実用に支障はないレベルだけど、ちょっとかっこ悪いし僕自身腰回りが快適ではない。

もっとガッチリしたベルトを使えばこれは解消できる。

あと、パンツ(ズボンのこと)によってはベルト通しの位置の都合でpro padを自分にとってもっとも快適な位置に配置できないかもしれない。そこはしょうがない。

そしてこれは慣れの問題なのだけど、腰にカメラをむき出しでぶら下げていると、予想以上にあちこちにガンガンカメラをぶつけるようになる。これは要注意だし、自分自身驚きだった。まったく無意識なんだけど、日常生活において人間って「ギリギリの距離感」でモノを避けつつ動いていることを知った。カメラ1個分の出っ張りが腰にあるだけで、予想以上にぶつかる。

早く慣れないとカメラを壊しかねない。または、狭い空間ならそもそもカメラを腰からぶら下げるな、という運用にするしかない。

captureを使うようになると、これまで使ってきたネックストラップはじゃまになる。特に腰からぶら下げているときはなおさらで、机の角や道端の植栽の枝などに引っ掛けてしまいそうで怖い。

しばらく運用してみて、結局ネックストラップはやめて手首用のストラップに付け替えた。

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これもPeak Design社製。

1/3の価格で、そっくりさんの偽物が売られているのでそれでも良いのかもしれない。紐が痛みやすかったとしても、3回買い直してようやくPeak Design1個分の値段だ。

我ながらよくこんな高いものを買ったな、と思う。でも、これは昨今Amazonにはびこっている「胡散臭い中華製製品」に対する警戒感が強すぎた結果だ。

少々質が悪かったとしても、実用に耐えられるなら安い製品でも構わない。僕はそう思っている。しかし、これまであまりに多くの胡散臭い商品名、宣伝文句、怪しい日本語、怪しいフォントの商品を見てきた。なので、「安かろう悪かろう」で妥協することがむしろやりづらくなってきている。本当に「安くて悪いもの」を掴まされそうだからだ。

結果的に、正規品とも言えるオリジナルの商品を高値で買っているのは、皮肉なものだ。


いずれにせよ、2023年は毎月1回程度のペースで山に入る予定だ。その際の基本的なカメラ装備はこれで完成した。

カメラに気を取られすぎて肝心の登山が楽しめないようじゃ意味がない。せっかく買った装備品なので、しっかり撮影してこのサイトに掲載していきたい。

(2023.02.03)

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 大変楽しく読みました。カメラはアクセサリー選びも楽しいですよね。まぁそこにもレンズと同じように深淵なる沼が広がっているわけで…今回のおかでんセレクションに思うところもないわけではありませんが、「迷わず行けよ。行けばわかるさ」。素晴らしきカメラライフを

  • zennさん>
    ははは、「思うところもないわけではない」と言われてしまった。
    この手の「すぐにカメラを構えられるツール」類は何パターンかあって、どれにしようか悩みました。たぶんしばらくすると、「やっぱりあっちの方がいいなぁ」などと気が変わるかもしれません。
    とはいえ、アクセサリーにお金をかけるくらいなら、単焦点レンズ1本でも買いたいくらいなので、そこはぐっと我慢しないと・・・と思っています。
    ちなみにzennさんならどういうセレクトになりますか?

  • 色々な考え方や好みもあるので、ここで偉そうに語ることではないのですが、
    “一眼カメラをむき身で携帯する”ことはいささか危険なのではと考えます。まして山ですよね。
    腰固定は意外と歩行の邪魔になるだろうし、万が一ぶつけて故障しちゃったら目も当てられません。
    三脚ならそれでも杖代わりになるかもですが、写せないカメラはただの重い箱。捨てるわけにもいかず気分はどブルーでしょう。今は多少邪魔に思えても保護材入れての巾着なんかがいいのではと思っています。その上でリストストラップ付カメラを素早く取り出すという運用はいかがでしょう。
    せっかくのお買い物水差すようですみません。はっきり言って余計なお世話ですね。
    好きなもん買って自分なりのスタイルと使い方で楽しく撮れればそれが一番です。
    peakのあれもガンマンみたいでカッコいいっちゃぁカッコイイです。

    ところで旦那、
    PeakDesign製で忍者ストラップに似たスライドっていう伸縮自在のストラップが評判いいらしいですぜ。
    (この場合は裸でカメラを前固定になってしまいますが…)

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