過去の絶賛を振り返ろう:ダストステーション付きロボット掃除機(Honiture q6 pro)を1年使ってみた感想

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最近、僕にとっていきいきと文章を書けるのは「なんか新しいものを買ったよ!」という時だ。

とはいえ、商品をていねいに紹介しようという意欲はあまりなく、「詳しくはAmazonの商品ページを見てください」という投げっぱなしジャーマンな記事を量産している。

アフィリエイト収入を狙っているのだとすると、あまりに雑。そりゃそうだ、僕は単に詳細スペックとか描くのが面倒なのでAmazonに丸投げしているだけだ。

メーカーページを直接紹介しないのは、メーカーのページってそりゃ都合の良いことしか書いてないよね、知りたいのは口コミの評判だよね、という考えがあるからだ。

そんなわけで、投げっぱなしジャーマン商品紹介記事をたまには伏線回収してみようと思う。しばらく使ってみてどうだったか、という感想。

今回は、2022年6月に導入したロボット掃除機、Honiture q6 proだ。流行り始めていたダストステーション付きのタイプで、運良く僕は27,710円で購入することができた。


9ヶ月ほど運用してみたけど、現在も元気に毎日家を走り回っているし、動作に問題はない。ひとことで言ってとても満足している。

部屋の空間認知がおかしくなり迷走することはないし、充電ステーションに帰還できなくなることもない。大したものだ。「安かろう悪かろう」の胡散臭い商品だと思っていたのに。


心配だったダストステーションの紙パックだが、毎日30分ほど家中を掃除機が走り回ったのち、毎回ゴミの自動収集をさせている。それで紙パックがいっぱいになって交換が必要になるのは、3ヶ月に1度程度だった。カタログスペックに偽りなしだったのにはちょっと驚いた。

一時、紙パック交換間もないのに紙パック交換を要求するエラー音が鳴り、動作しなくなったことがある。交換しても改善せず、すわ故障か?と身構えたのだが、実際は違った。

ロボット掃除機から自動で吸い上げたゴミはダストステーション内の管を通って紙パックにつながっているのだが、この管にゴミが詰まったことによるエラーだった。どうやら、吸引力を検知するセンサーがダストステーション内に仕込まれていて、風量が落ちたら紙パックがいっぱいだと判断し、交換を促す仕組みのようだ。

今回は紙パックがいっぱいだったのではなく、配管のつまりが原因だった。具体的には、小さな子どものおもちゃが2つ3つ、詰まっていた。指を突っ込んでおもちゃを取り除いたらエラーは消えた。

ロボット掃除機にダストステーションは必要か?という当初の疑念は、今はすっかり晴れた。人間、一度ラクを覚えると元に戻れなくなる。もう、ダストステーションなしでは生活できない。昔のように、数日おきにロボット掃除機のゴミをかきだして捨てたり洗ったりというのはイヤだ。

ゴミ自動収集、本当に便利だ。

ただしデメリットはある。家の掃除はロボット掃除機任せ+回収したゴミは紙パックに自動吸引なので、「うっかりゴミとして吸ってしまった、じつは必要なもの」に人間が気づく機会がない。

先ほど、配管の詰まりの原因となった子どものおもちゃも、サイズは小さいけど無くしてはいけないパーツだった。おそらく、行方不明になったおもちゃはいくつもあるだろうし、これからもどんどん出てくるだろう。なにせ、子どもは「おもちゃを片付けなさい」と言っても100%完璧は無理だし、ソファやテーブルの奥に入ってしまったおもちゃは見捨てられるからだ。

でもロボット掃除機はそういったものもきっちり吸引してしまう。

紙パックやブラシといった消耗品を日本で買うと高くつく。なので、AliExpressでそういったものを調達している。

↑Amazonで買うと紙パック1つ700円~1,000円強。しかしAliExpressだとその半額、いや1/4程度で買えてしまう。しかも送料無料の商品もある。どこで儲けてるんだ?

注文を受けて中国から出荷されるので、到着まで1週間~2週間程度かかる。それでも値段は激安だ。品質が悪いものが届くのではないか、と身構えていたが、今のところ目に見える形で出来が悪いものが届いたことはない。中華製品にかぎらず、日本製品の互換パーツなどをAliExpressで買うのは十分選択肢になる。

たぶんいずれハズレくじをひく機会も出てくるだろう。なのでロシアンルーレットをやっているような感覚ではある。

この「AliExpress」だが、中国の通販大手サイト「アリババ」が主に海外に向けて展開している通販サイトだ。ちゃんと日本語版もあるので、利用に不便を感じることはない。決済はpaypalが使えるので、カード番号をぶっこ抜かれるのではないか、という心配もない。

ただ、UIは中国の商習慣にもとづいているのか、「あれ?」と戸惑うことがある。実際、僕はロボット掃除機のメインブラシとサイドブラシが欲しかったのに、間違って水拭きモップを買ってしまった。買う時には若干の注意が必要だ。

あと、AliExpressで一度でもお買い上げをすると、それ以降は苦笑してしまうほど広告メールを送り付けてくる。Gmailで迷惑メールに分類しても、どんどんメアドを変えて送りつづけてくるので、邪魔だ。まあ、クセがあるECサイトだけど、激安なので無問題。

今日、久しぶりにAmazonで売られているロボット掃除機をざっと眺めてみたら、だいたい機能が横並びでダストボックス付きロボット掃除機がたくさん売られていた。値段もこなれてきて、普及期に入ってきた感がある。

ロボット掃除機を家電量販店の店頭で買おうとすると、選択肢が非常に少ない上に値段が高い。しかし、Amazonにかぎらずネット通販に目を向けると、有象無象の商品が存在し、しかも値段の割に高機能なので面白い。店頭で買うのが馬鹿らしくなってくるので、購入を検討している人は一度ECサイトを探してみると良いと思う。

(2023.03.31)

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 本件補足。
    2023年4月、バッテリー不調のため動作しなくなった。こういうところの信頼性では、有名メーカーと比べて「値段相応」と言える。安くて、性能や持久力に全く問題がないという都合の良いことはなかなかないものだ。

    バッテリー交換に対応した機種ではないので、自己責任で分解し、バッテリーを交換することになる。AliExpressで「たぶんこのバッテリーなら使えるんじゃないか?」というバッテリーを購入し、現在到着待ち。中国から送られてくるため、10日近くかかる。

    この商品にかぎらず、ロボット掃除機はバッテリーがヘタることが多い。iRobotのような超大手でさえ、そうだ。なので、ロボット掃除機を選ぶ際は「バッテリー交換ができるのか?バッテリーは安く買えるのか?」という観点でチェックするのが必須だ。でないと、マジで1年程度で買い直し、ということもあり得る。

    このロボット掃除機を買った2022年春とくらべて状況はずいぶんと変わってきていて、ダストボックス付きロボット掃除機の相場がかなり下がった。5万円出せばダストボックスによるゴミの自動回収が行える機種が増えた。Ankerのような大手メーカーもダストボックス付きの製品を出すようになったし、良い状況にはなってきている。

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