「ホテルで使われていた食器類のバザーがある」と聞いて、会場となっている宴会場に行ってみた。
特に欲しい食器があるというわけではないが、ホテルで使われている食器ならば「割れにくさ重視・値段重視」の安っぽいものではないはずだ。どういう掘り出し物があるのか、冷やかしのつもりだった。

訪れてみて、仰天した。
というのも、予想を遥かに上回る、しっかりとした重厚感がある磁気の食器がずらりと並んでいたからだ。そこまでは想定の範囲だが、そのお皿の値札がすごかった。20円。
えっ、桁が一つ間違っていないか?と二度見、三度見してしまい、この皿だけ訳ありなのではないか、と周囲の皿の値段を確認したくらいだ。
写真の、おにぎり型をしたお皿が目玉商品として20円で売られているわけではない。他にも20円のお皿はゴロゴロしているし、20円でなくても100円、200円くらいでやたらと立派な陶器や磁気の食器が山積みになっていた。これはすごい。
もし僕が飲食店経営を少しでも考えていたら、「具体的な出店場所とか事業計画立案より先に、とりあえずここのお皿を買っちゃえ!」と思っただろう。それくらい、立派なお皿が激安価格で売られていた。
ただ、このおにぎり型のお皿なんて、実際に家にあったとして何を盛り付ければ良いのだろうか?かなり大きいので、食器棚に入らない可能性がある。そして、お皿が大きいからといって、ここに主食もおかずも全て盛り込む「ワンプレートランチ」的な使い方をするのも難しそうだ。なにせ、お皿の床面積は見た目以上に狭い。
写真奥にある、9つに区切られたお皿は、おそらく朝食ビュッフェ用のものなのだろう。こういうのを見ると、僕は大変心がときめく。しかし、やっぱり家では使い道がなさそうだ。
「安いんだけどなぁ(チラッ)。何か使い道があるなら買いたいんだけどなぁ(チラッ)」
とパートナーのいしの顔色を伺いつつ、なにかこのラッキーチャンスを活用しようと画策したが、いしからは賛同もお皿の活用アイディアも得られなかった。いしは基本的に「できるだけ洗い物は少ない方が良い」「楽できるものは楽したほうがいい」と考える人だ。ホテルで使用するような、重くて大きなお皿は彼女にとって不要なものでしかなかった。
我が家で料理を作る担当の僕としても、ここで売られているお皿を活かせる料理を作って盛り付けるアイディアがなかった。結局、何も買わずに会場を後にした。惜しいけど、いらないものを買ってもね・・・。
(2023.08.05)
コメント
コメント一覧 (4件)
あー、だめだ。
私だったら絶対区切られている皿を買っちゃいます。
ちまちま盛り付けたいし、味が混ざらないし。
ネーマさん>
お酒を飲む人は、サラミとかチーズとか、酒肴をあれこれ9マスに載せられるかもしれない。
きんぴらやひじきといった料理を作り置きしている人は、9マス埋められるかもしれない。
それでも、なかなか9マス埋めるのは大変そうです。空いているマスがあると、ちょっと残念な気持ちになりますし。
ネーマさんならどういう料理を盛り付けます?スペースが空いたら、食用菊でも飾ってスペースを確保するのが正解だろうか?
お弁当でもマスになっているタイプがあるじゃないですか。
私はけっこう好きです。
オカズの味が混ざるのが基本的には好きでないので。
ご飯の上に塩鮭乗せて、その味がつくのは好きだけど、
中高生時代、弁当箱を平らにカバンに入れていたので
みんながカバンを潰す中、やたらと幅広のカバンでした~
きんぴら、ひじき、カボチャ、胡麻和えあたりで4マス、
弁当のようにご飯の味を変えるのは大変だから、
佃煮乗せたり、胡麻振ったり?
トマトやキュウリなどでとりあえず埋めます(笑)
ポイントは弁当のように、ここにご飯(おにぎりでも)も入れる、と。
ネーマさん>
ああなるほど、トマトとキュウリならマスが埋まりやすいですね。買ってきたお野菜をカットするだけなのでこれは良きアイディア哉。