つるつる亭

2000年01月03日
【店舗数:001】【そば食:001】
京都府京都市下京区

ざる、鴨南ばん、熱燗(月桂冠)

つるつる亭

栄えある第一軒目に選ばれたのは、なんと京都名物ベニテングダケ塔(=京都タワー)の根っこにあるそば屋だった。

本当は、姫路駅構内にある「御座候」なる手打ちそば屋でびちっとオープニングセレモニーを行うはずだった。そのため、わざわざ帰省帰りの新幹線を途中下車してでも、姫路に立ち寄ったのだが・・・おじゃました10時時点では、まだ黙々と麺を打っている状況。開店といえる状況までカップラーメンが20個以上作れるくらいの時間がかかりそうだったので、断念したのであった。「ちくしょーッ」という声が正月の姫路にこだまする。

で、京都の平安神宮に初詣に行くついでに、と京都タワーでそば食と相成ったわけで。安直といえば安直だけど、まあそば屋ってのは本来安直であるべきだろう。いかにも大衆迎合的な場所でそばってのもこりゃまた乙なもんだ。

なにしろ、当のおかでん、味についてどのレベルが平均値かわからない。そばの経験があまりにも乏しいからだ。ということで、今日はただ黙々と食べるだけにとどめておこう。ずるるるっ。写真は、鴨南蛮(奥にあるそばはにしんそば)。やっぱ、冬の京都といえば鴨をいっとかないとダメでしょう、ということでセレクト。鴨もおいしいが、ぱらぱらとかけられている白ごまが風味豊かでおいしかった。

この日、一緒に食事をした友達と「せっかくだから」(なにがせっかくなのかは不明)とそばを食べながらお酒を飲んだのだが、追加注文をしたときに女性の店員さんに「へっ、まだ飲むの?」といった感じで小馬鹿にされ笑われた。よっぽどこのお店では「そば屋でお酒を楽しむ」という行為が珍しいようだ。しかし、だからといってお客に対して呆れて笑うとは非常に心外な接客態度だ(実際はこっちの思いこみかもしれないけど。やっぱお昼からお酒ってので若干の引け目を感じているんだから、そこらへんはデリケートに接してほしいっていう心理はあるわな)。やはり、ここは京都。江戸前な文化であると思われる「そば屋でお酒」は相容れないのだろうか?考えてみれば、うどん屋でお酒を飲むってほとんど聞いたことがないしなあ。

さらに自分たちの立場を不安にさせる接客態度があった。「そば湯ください」と最後に注文したら、「えっ?」なんて聞き返されたのだ。まさかそば湯を知らないはずはあるまいと再度「そば湯お願いします」と言ったら、「そば・・・湯、ですか・・・。これ・・・ですよね」と指さした先には、さっきざるそばを食べるのに使った、そば猪口に入っているそばつゆ。なんと本当にそば湯の事を知らないらしい。

この場合、店員(多分パートさん)の無知を責めるべきではなく、そば湯を出すという方針をとっていないこのお店のシステムをわれわれが理解せにゃならんのだろうなあ、と頭を抱えてしまった。いやはや、そば湯を知らないお店があるなんて、一つ勉強になったよ全く。