手打蕎麦 藤芳

2002年04月06日
【店舗数:124】【そば食:221】
京都府京都市左京区北白川東平井町

天ぷら、生粉打ちそば

藤芳

2001年、アワレみ隊企画として四国八十八カ所参りを実施した。全てを回り終え、そのお礼参りに・・・ということで1年後の2002年、高野山に出かけることにした。アワレみ隊メンバーと集結する前日、僕は京都入りし、そこで「京都一うまい蕎麦」と一部の人が呼んでいるという、北白川の「藤芳」に行ってみることにした。

・・・本当は、祇園にある別のお店に行こうとしていたのだが、混雑のため断念。「だったら、もう一軒の藤芳にしよう」と軽い気持ちで電車に乗ったのだった。しかし、これが案外遠い。完全に油断していた。地下鉄で出町柳まで行き、そこから地上に出て叡山電鉄に乗り換え。ごとごと揺られて、ようやく藤芳の最寄り駅だ。「お目当ての蕎麦屋が行列だったので」という割りには、小旅行をしたような気分になってしまった。

さてその藤芳だが、疎水分流のほとりに位置する、小さなお店だった。間口が狭く、普通の民家に溶け込んでしまいそうな外観だ。お店もそれを認識しているようで、目立つ赤いのれんをバシーッとつり下げ、PRをしていた。蕎麦屋の暖簾というのは「紺色」というのが相場だ。せいぜい、えんじ色がわずかにある程度だろう。しかし、こうも真っ赤な暖簾はちょっと記憶にない。

店内もそれほど広くはなく、テーブルが4卓にお座敷が2卓(記憶が正しければ)程度だった。

天ぷら

記憶にないといえば、このお店の記憶ってものがこの文章を書く時点ではほとんど残っていない。この日、京都在住のメール&メッセンジャー友達と初対面で、一緒にこのお店に訪れたわけだが、その相方も今となっては記憶があまり残っていないようだ。

先日、その相方から届いたメールには

正直なところ、あのお店の印象あまり覚えてないです(苦笑)

と書かれていた。時間の流れは残酷だ。

写真に写っているのは天ぷら。「お塩でお召し上がりください」ということで、つゆは無かった。塩で食べる天ぷらは嫌いじゃないけど、天ぷらが「塩っ辛いゾーン」と「味が全然ついていないゾーン」とくっきりと別れてしまうので、絶妙な食べ方をいまだ見いだすことができていない。どうすればおいしく食べることができるのだろう?

生粉打ちそば

こちら、自分が頼んだ生粉打ちそば。

そしてこちらが、相方が頼んだせいろ。もみのりがついている。

せいろ

相方からのメールの文章を抜粋

隊長が写真撮ってたのみて、こうやって記事になっていくんだなぁーっと思い、まず蕎麦だけ汁につけずに食べられるのをみて、通っぽいなーなんて思ったのは覚えてるんですけどね。

だ、そうで。

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